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さて、初っ端っからクイズです
世界で一番紅茶を飲んでいるのはどこの国でしょう?
インド?スリランカ?いやいや英国ですって?
残念っ!
正解は、 トルコ共和国
・・・って、
トルコブログなんだから流れ的にそれしかないですよね。
でもトルコは本当に1人当りの消費量が世界一なんです。
トルコ人は紅茶を1日10杯20杯飲むのは当たり前。
中には30杯以上飲む人も。
そんなに飲んで、夜眠れなくならないんですかね?
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で、これがトルコの紅茶のスタンダード。
トルコ語で紅茶は「チャイ」、
そしてティーハウスが「チャイハネ」です。
100~120mlで、だいたい1~2トルコリラ(1リラ=約40円)
ここで 「トルコ紅茶あるある」その①
トルコにティーカップは無い!(たぶん)
みんなこんな形のガラスのコップ&ソーサー。
続いて「トルコ紅茶あるある」その②
トルコ人はアイスティーは飲まない!(たぶん)
私が旅したのは真夏でしたが、みんなホットでした。
そして 「トルコ紅茶あるある」その③
トルコにはミルクティーもレモンティーも無い!(たぶん)
日本人は「チャイ」というとインドのを連想しますが、
トルコのチャイはミルクもスパイスも入りません。
みんな角砂糖を1~3個入れてストレートで飲んでいます。
カフェイン摂り過ぎも気になるけど、
1日20杯も飲んだら角砂糖も20~60個ですよね?
糖尿病のほうが心配になるのは私だけ?
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こちらは「エルマ・チャイ」というアップルティー。
めったに見かけませんが、土産物屋とか旅行会社とかで
たまーに出してくれたりします。
お味の方は・・・甘酸っぱいお茶?温かいジュース?
でも、あくまで香料の風味です。
これは前々回のブログに登場した古都サフランボルの
チャイハネで飲んだトルコでもかなりレアなお茶。
街の名前の由来にもなったサフランを使った、
っていうかサフラン100%のお茶です。
高価なサフランが30本以上も使って3トルコリラ。
このチャイハネで普通のチャイは1リラですから
3倍もしますがそれでも安いですよね。
日本で飲んだらいったいいくらになるんだろ。
お味のほうはというと・・・びみょー
香りはいいんですけどね。
都会から田舎町までどこでもチャイハネだらけの
紅茶大国トルコですが、一応カフェもあります。
こちらは上のと同じサフランボルの老舗カフェ。
なんと300年以上も前、1661年の創業です。
この姐さんがコーヒー担当。
写真撮っていいか聞いたらOKしてくれたんだけど、
カメラを向けても不愛想でチョッと怖い。
(手ブレしてるのはそのせい?)
ゴッド姐さんが見張ってるのがコレ。
専用の銅製の道具にパウダー状のコーヒーの粉
と水を入れて炭火で温めてます。
昔アラブの偉いお坊さんが、
恋を忘れた哀れな男に教えてあげたという
「たちまち若い娘に恋をしちゃう琥珀色した飲み物」
ってこんな感じだったんでしょうか?
(↑このネタ判る人は同世代以上ですね)
これが本家本元のトルココーヒー。
余談ですが、一緒に出てきた「シラ」という正体不明の
カシスっぽいような葡萄っぽいようなジュースも美味でした。
いちおう、沈んだ粉の上澄みを注いでくれてるんですが、
飲み終わるとこの通り。
底に残ったコーヒーの模様で占いをするらしいですが、
粉が多過ぎて模様も何もタダの黒い丸です wara
ゴッド姐さんが付きっきりで淹れてくれたトルココーヒーは
謎のシラ付きで5トルコリラ。
チャイが1リラなので5倍です。
ちなみにインスタントのネスカフェが1杯4リラ
紅茶は安いのになんでコーヒーはこんなに高いの?
って聞いてみたら、コーヒーは輸入品だからとの事。
このカフェが開業した当時は、
モカ・マタリで有名なコーヒー産地のイエメンや
エチオピアがオスマン帝国の領土だったため
コーヒー文化が花開いてたんだそうです。
でも第一次世界大戦で敗れたオスマン帝国が
イエメンやエチオピアを含む領土の大半を失って以来、
高価になったコーヒーに代り紅茶が広まったとの事。
そんな歴史が詰まった1杯を味わえた素敵なカフェ。
歴史と伝統の技術をいただいたと思えば、
チャイ5杯分も高くはないですよね。