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おめでとうございます！
「神宿る島・宗像、
沖ノ島と関連遺産群」
が世界遺産に正式登録されましたね。
しかも事前のイコモスの勧告を覆す、
沖ノ島以外の関連遺産も含む大逆転劇。
これでひとつ九州訪問の楽しみが増えました。
ところで皆さん、世界遺産には４種類あるのはご存知ですか？
①人類の英知 「文化遺産」
②地球の奇跡 「自然遺産」
③その両方を兼ね備えた「複合遺産」
④戦争や災害などで消失の瀬戸際にある「危機遺産」
今年の新規登録を含め、
①８３２件、②２０６件、③３５件、④５４件
の計１０７４件となっています。
ちなみに日本は文化遺産が１６件、自然遺産が４件で
複合遺産は１件も登録されていません。
富士山を世界遺産に申請した際には
初の複合遺産誕生が期待されましたが、
ゴミ問題や自衛隊演習場などが理由で認められず、
残念ながら文化遺産のみの登録となりました。
そんな世界でもたった３５件しかないという
ハードルの高い複合遺産が２つもあるのがトルコ。
そのひとつがこちら、
パムッカレ
何とも不思議で幻想的な景色ですよね。
まるで 純白の棚田!!!
この美しい景色は正式には「石灰華段丘」というそうです。
この場所一帯は石灰岩地形。
その石灰岩が雨で溶けた地下水が温泉になって、
丘の上から湧き出してるんです。
だから、涼しげに見えるこの景色、
実は水じゃなくお湯（ぬるま湯？）なんです。
その温泉水が流れ落ちる途中で、
葉っぱなどのゴミがひっかかってダムができます。
そのゴミのダムに石灰分がくっついて固まったのが
純白の段々畑の正体だそうです。
こんな美しい景色も元はゴミのダムだったんですね。
つららみたいなのが見えるのは土手になる途中経過。
これなんか、まるで雪にしか見せませんよね。
近くに来るとこんな感じ。
コッチはまるで氷の壁みたいでしょ？
あるいは巨大なアイスキャンディ？
あーっ、失敗した。
水着を持って来れば良かった。
猫じゃらしは持ってきたのに･･･
シンガポールの高層ホテルの屋上プールも凄いけど、
こっちは天然の天空プール、しかも温水プールです。
天然プールの底をさらってみると、
トロトロの石灰が沈殿していました。
なんか泥パック的な感じですが、誰もやってなかったので
きっと美容効果はないのでしょう。
・・・と、ここまでが「自然遺産」としてのパムッカレ。
そしてもう一つの顔が「文化遺産」としてのパムッカレ。
周辺にはこんな立派な遺跡が遺されています。
これは古代ローマ植民地時代の半円劇場。
今でも時々、オペラなどのコンサートが開かれるそうです。
こんなに凄い遺跡なのに、
暑さのせいか人が少なくてとても静か。
一番下の舞台。
ここまで見に来る酔狂な観光客は私ひとり 
遠目で見るよりずっと広くて立派。
こんな舞台でオペラなんて素敵でしょうね。
ローマ時代にはこのアリーナで剣闘士たちの戦いが
繰り広げられたんですね。
大劇場より大人気だったのがこちらの天然温泉。
あーっ、やっぱり水着持って来れば良かったぁ 
ところで観光客の足元にあるのは何だと思います？
なんとっ！
こんなのがゴロゴロ転がってるんです。
温泉大国ニッポンといえども、こんな温泉は無いですよね。
水着を忘れた私は、替りに冷たい麦の炭酸ジュースで
涼を取ったのでした。wara
