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大相撲ファンにはお馴染みのこの方、
ダンディに決めてお相撲さんらしくないですが
れっきとした第52代横綱、「北の富士」さんです。
今はNHKの相撲放送で解説者として人気ですが、
現役時代の奔放な取り口そのまま、
解説でも斬新(?)な「北の富士語録」を連発。
またそこが魅力なんですよねぇ。
解説者北の富士語録
「吊られっ放しじゃなくてもっと抵抗しないと、鮭じゃないんだから」
「あれはただのデブじゃないと思いましたね」
「ご、ごめん。ちょっ、ちょっとよく見てなかった」
「腹を利用してガブっている、腹っていうのは無駄に
あるんじゃないんだね~」
と、これらはまだマイルドなほう、
時に暴言?って思うような発言もあるけど、
舞の海との漫才みたいな掛け合いはオモシロくて大好きです。
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そんな北の富士さん所縁のちゃんこ鍋が食べられるのが、
三軒茶屋の超裏路地に隠れてひっそり営業してるコチラ
ちゃんこダイニング 桜一(さくらい)
この季節にピッタリの店名です。
たぶん、地元三茶住民でもこの場所にお店なんてあったの?
ってくらい分かりづらいロケーションですが、
リピーターがしっかり付いて賑わっています。
こちらのお店に来たらやっぱり日本酒です。
まずは「東北を飲もう!」
岩手県・喜久盛酒造さん
タクシードライバー 純米原酒
変わった名前のお酒でしょ?
これ、作ってる人も変わった経歴の持ち主なんです。
なんと元総合格闘家で、今も蔵の敷地に道場があるとか。
そしてその風貌が三島由紀夫に似ているため、
三島役で映画にも出演した事があるんだそうです。
こちらの蔵は東日本大震災で倒壊してしまったのですが、
沿岸ではなく内陸にあったため補助金が出ませんでした。
そのため蔵の再建はおろか解体撤去の費用さえままならず
苦境に立たされた時に、隣町の花巻市の白雲酒造さんから
「蔵元が亡くなり廃業を決めたが、
できれば蔵だけでも残したい」
と、遺族の方からお話をいただいたんだそうです。
その蔵をお借りして再起を図った喜久盛酒造の
主力銘柄がこのタクシードライバー。
変わった経歴を持つ人物が醸す変わった名前のお酒ですが、
味わいのほうは決してキワモノじゃなく本格派。
しっかりと旨みが乗っていながらキレがある旨い酒です。
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お通しは春の味、ホタルイカ
もう一丁、「東北を飲もう!」
福島県・夢心酒造さんの
奈良満 無ろ過瓶火入れ純米酒
この蔵元は私の好きな福島の酒ベスト5に入るお気に入り。
全てのお酒が地元米「会津産五百万石」と、
地元の酵母「うつくしま夢酵母」で醸されている
水・米・酵母、全て福島産のALL福島のお酒です。
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お造り盛合せも春らしく金目鯛入り。
脂が乗ってて旨しっ
こちらは10年くらい前に出会って以来お気に入りの
静岡の銘酒 磯自慢
こちらは本醸造ですが、きれいに磨かれた味わい。
並みの吟醸酒じゃ太刀打ちできない完成度です。
もひとつ春の味、山菜の天ぷら盛り合わせ。
山菜の苦み大好き~~
毎年これを食べないと春が来た気がしません。
今度は(たぶん)お初の新潟の蔵元、
松乃井酒造場さんの
凌駕 特別純米
越後の酒らしくスッキリとした辛口ですが、
コクもしっかりあって飲み応えのある美味しいお酒です。
これも好きだなぁ、覚えとかなきゃ。
ではそろそろ本日のメインイベント!
看板のちゃんこ鍋をいただきましょう。
こちら「桜一」さんのちゃんこ鍋は、
「北の富士」のお爺様が北海道旭川で営んでいた店の味を
引き継いだものなんだとか。
というのも、
何を隠そうこちらの店主の伯父さんが北の富士。
つまり店主にとっては曾祖父の味になります。
ちゃんこ鍋は、伝統の醤油ちゃんこと
店主オリジナルの塩ちゃんこの2種類。
こちらには何度か伺っているのですが、
実はちゃんこ鍋を注文するのは初めてなんです。
いつも鍋に到達する前にお腹一杯になってしまってたので、
この日はいつもより一品料理を軽めにしました。
という事で、今回は初めてなので伝統の醤油味、
「鶏たたきちゃんこ」にしました。
スープが沸いたところで鶏のつみれを投入!
グツグツグツグツ…
出来ましたよ~
ではでは早速、
ハイっ
いっただっきまぁーーーすっ
んんん~~~~濃厚デリシャスぅ
ちなみに黄色い丸いのは北海道の郷土食「芋もち」。
店員さんいわく、
「青森産の鶏ガラを12時間炊き上げて、
スープだけでおかずになるくらいに濃厚に」
仕上げているんですって。
なるほど~納得です
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シメの一杯は広島の酒、
賀茂金秀 特別純米酒 原酒
原酒なのにアルコール13%?
ふつう原酒って20%前後ですよね?
しかも飲んでみると原酒っていうより生酒みたい。
ワイングラスで飲んでみたら面白いかも。
鍋のほうのシメは平打ちのうどん。
コラーゲン溶け出しまくりのトロトロスープが絡んで
麺もトゥルントゥルンです。
食べ終わったら唇のまわりがネットネト&テッカテカ
北の富士のロゴ(?)入り湯呑でいただく濃いお茶で
口の中をさっぱり。
今回はやっと念願のちゃんこ鍋まで到達して大満足。
明日はきっとお肌ぷるんぷるん間違い無しでしょう wara
次回はぜひ塩ちゃんこにも挑戦したいと思いまーす