抜け殻のように過ごしてきた盆休みですが、家庭サービスも怠ることはできません。お上が「るろうに剣心」が観たいと仰せなので、RIJF2014の3日後、8月13日にひたちなかのTOHOシネマズに連れて行きました。お上とセガレは「るろうに剣心」、私は「ゴジラ」を観ました。ゴジラが早めに終わったので、国営ひたち海浜公園を散策してみました。RIJF2014の撤収の様子に興味があったので。

それにこの日はみはらしの丘のコキアのライトアップがあるので、夕方から家族も合流して一緒に楽しもうという企画です。

01
翼のゲート付近は完全に原状復帰していました。

02
こちらはフェスの翌日8月11日夕方にコストコに買い物に行った際には看板と入場口のファザードが撤去されていましたがテントが残ってました。

03
入場時にはドリンクの割引券を渡されました。RIJFの撤去作業のため一部立入禁止の区域があることに対するお詫びとしてロッキングオンジャパンが発行したようです。410円の入場料に対して100円のドリンク割引が作業による一般入園者の不便と釣り合うかどうかは疑問ですが、気持ちは伝わりました。

04
LAKE STAGE、WING TENTとクロークや物販のテントは解体されていました。機材と物資の片付けが終わってない関係でLAKE STAGEには近寄れませんでした。

05
森のキッチンは完全に撤収が終わってました。8月10日に比べるとずいぶん小さくなった水溜りだけがフェスの名残です。

06
SOUND OF FORESTの跡地です。柵の部分だけ踏まれない変わりに陽が当たらなくて半分もやし状態になった草が残っていて、残りの部分は大勢がジャンプしたので荒れています。

07
PARK STAGEの跡地です。木がいっぱい立っていて、どこにステージを立てたのか謎な場所です。

08
観覧車に向かう道はフェス中ほどには交通量が多くないので、ハイビスカスの鉢植えが並んでました。

09
PARKクロークの跡地です。

10
GRASS STAGEが設置された大草原です。荒れた草原を復活させるため、スプリンクラーによる散水が行われていました。

11
今年たいへんお世話になったBUZZ STAGEです。屋根のシートを引きずり下ろす作業が行われていました。翌日には骨組みも解体されたのではないかと思います。

12
GRASS STAGEの跡地です。巨大なステージは解体されて土台の鉄板だけが残っています。

13
バックヤードのアーティストエリアです。2013年からアーティストエリアに取り込まれてしまったお気に入りの木です。ここでTEMPURA KIDZも休憩していました。

14
GRASSエリアをぐるりと囲んでいた物販テントも解体され、部品の種別ごとに分別されていました。

15
ハングリーフィールドだった場所は原状に復元されてバーベキュー広場として営業を再開していました。私が訪れたときには17:00までの営業時間が終わっていて残っていたのはカラスだけでした。

--

本来の閉演時間18:00が迫ってきたので、RIJFの跡地探訪はこれくらいにして、夜間営業されている見晴らしの丘エリアへ移動しました。

途中何箇所か作業が行われている場所の近くを通ったのですが、フェス中と同じTシャツを着たフェススタッフがにこやかに誘導してくれました。事故防止が目的だとは思いますが、「こんにちは」と声をかけてくれたり、入園者が安全かつ楽しく過ごすことに気を遣っていることが伝わってきました。

作業用の車の往来がある通路では「車が通るので、ご一緒します。」と付き添ってくれました。黙って並んで歩いてるのも何なので「終わっちゃいましたね。4日間楽しかったです。」と伝えたら、「あ、来てくれたんですね。楽しんでいただけて嬉しいです。」とこっちまで嬉しくなるような笑顔を返してくれました。

こういったやり取りにもRIJFマジックを感じました。



さて、家族と合流して見晴らしの丘エリアへ向かいました。

16
途中飲食のワゴンが出展していました。お上もセガレも小腹が空いたということですので3人でクレープをいただきました。

17
丘のふもとのひまわり畑は満開でした。こういう夕暮れどきのひまわりも素敵ですが、一度真昼間に鑑賞したいものです。

18
すでにライトアップを観に人が集まってきていました。この丘、春はネモフィラが植わって空との境目がわからないくらいの水色に染まってとても綺麗なんですよ。夏から秋はこうやってコキアが植えられています。

19
丘の上から大草原を眺めました。屋根シートの引き下ろしは完了したようです。

21
19:00になって暗くなってきました。毎時00分と30分には音楽と照明をシンクロさせたショウが行われます。

22
23
24
LED照明の色を変化させて、少し幻想的な雰囲気です。

25
みはらしの丘からひまわり畑を挟んだ反対側にある古民家ではひょうたんランプの展示が行われています。

26
限られたスペースに大勢上がりこんで混み合ってましたが、ひょうたんランプはキレイでした。

27
古民家前の広場では日替わりでアトラクションが開催されます。この日はがまの油売り口上でした。茨城の伝統芸能として地元の保存会の方が実演してくれたのですが、口上や立ち居振る舞いがややぎこちない分、刀のを扱うシーンではスリルがありました。

丘の周りを1時間ちょっと歩き回って家族も満足したようなので、帰ることにしました。

28
LAKE STAGE撤去後の水のステージと翼のゲート。夜の公園も楽しいです。

こんな感じで、国営ひたち海浜公園はフェスをやっていないときでも楽しい場所なんです。かつて米軍の射爆場だった場所が1991年に公園として一般開放した訳ですが今回歩き回った場所以外にも砂浜ぽいガーデンとかハーブガーデンとか式の草花を楽しむことができます。

大好きな場所です。



とまあこんな具合に8月13日に家族を連れてやってきた訳です。ただ、twitterをフォローしてくださっている方はお気づきになったかもしれませんが、家族にはないしょで8月5日にも一人で来ています。

JAPANフェス通信「RIJF2014一週目終了、平日の公園はというと」という記事を読んで、夜も公園が開いていると知り、矢も盾もたまらなくなって仕事帰りに立ち寄った訳です。

1週目と2週目のハーフタイム中、フェスの設備はほとんどそのまま残されていました。

29
入口ですが手荷物検査はありません。リストバンド交換もありません。少し先に進んで普段の切符売り場で入場券を購入して入場します。

30
LAKE STAGEもそのままですが立ち入れません。警備員が見張ってました。機材にいたずらされたら困りますからね。

31
普段はたまごの森というスペースも森のキッチンとしておめかししたままでした。でも、人が極端に少ないところに違和感を感じます。

32
夏の夜間営業の一環としてフェスの中休み中は森のキッチンのうち8軒だけ飲食テントが営業してました。フェスのためにおめかししたスペースですが、人が少ないと何とも寂しいです。フェスの華やいだ雰囲気は大勢の参加者あってのことだということがよくわかります。

33
めったに見られない森のキッチンの裏側です。

34
SOUND OF FORESTの裏側ですが、警備員さんが目を光らせていてステージが見える場所までは近寄ることができませんでした。

35
これもめったに見られないLAKE STAGEの裏側です。

36
公園の通常営業時間は18:00で終わっているのでGRASS STAGEに行くことはできませんでした。

丘に登って大草原を眺めると、GRASS STAGEとBUZZ STAGEが見えました。フェスの中休み中現実に戻れずに居た私にとって居場所はそこに見えました。このときは行けませんでしたが。

37
コキアのライトアップをひとしきり眺めてから、家に帰る途中で森のキッチンであってたまごの森でもあって、そしてそれらのどちらでもない空間に立ち寄りました。お腹ぺこぺこだったのでもり山のから揚げを100gいただきました。美味しゅうございました。

現実と夢の狭間で味わう不思議なイベントでした。



で、今年の国営ひたち海浜公園の夜間営業は8月17日まででおしまいです。
13日には結構大勢が集まっていたので、来年以降も続く可能性があります。

県外から何時間もかけて来るほどの価値はないと思いますが、ひたちなか市および周辺市町村から行く夕涼みとしては良いんじゃないかと思います。

もう遅いですが、今年の夜間営業の告知はこちら。

国営ひたち海浜公園公式サイト「コキアライトアップ」



ようやく8月2日から10日までのフェスと5日、13日のひたち海浜公園夜間営業のことを記事にできて、ようやく頭をフェスモードから通常モードに切り替えることができそうです。明日18日は人間ドックの再検査のため仕事はお休みしますが、19日からまた来年のROCK IN JAPANに行けるよう日常をきちんと生きていきたいと思います。

フェス関連の記事をすべて読まれた奇特な方はそんなにおられないとは思いますが、お読みいただいた方には長文にお付き合いいただいたことを感謝申し上げます。ありがとうございました。そして、また、来年よろしくお願いします。