行くたびに好きになっていくROCK IN JAPAN FES.に今年もTEMPURA KIDZが来てくれました。

昨年は一人ぼっちで観ていたTEMPURA KIDZでしたが、今年はtwitterでつながったヒデガラさん、ちきばんさんも一緒でした。それに終演後にはりえさんにも会えました。

次のアーティスト目当ての人もいたんじゃないかと思いますが、お客さんも去年よりは入ったんじゃないかと思います。この日を待ちかねましたが、待つだけのことがあった、思い出深い一日になりました。

今日は特別な日だったので、ベースキャンプはてんぷら学園仕様にしました。ヒデガラさんのテントも加わってなかなかのものです。今年は私とヒデガラさんだけでしたが、来年はもっと人口が増えるといいなと思います。

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ちなみに物販。売られていたのは東名阪ツアーのTシャツ(白・黒)と、最近発売開始したモンスターTシャツとタオル。

タオルはサイズとクオリティがようやく私のストライクゾーンに入ってきました。カラフルだしTEMPURA KIDZのかわいい感じをよく表現できていると思います。

Tシャツはアーティスト名が入ってないのは残念。Perfumeファンに成り立ての頃は、Perfumeファンだとまわりに知られるのが照れくさくて、ファンクラブ公式Tシャツ「LSG (レッスン着の略)」にPerfumeの文字がハッキリ書いてないことにホッとしたりもしましたが、こういうフェスでは「TEMPURA KIDZ」という名前を他の観客に刷り込むのも戦略の一つだと思うので、今度はデカデカと「TEMPURA KIDZ」と刷ったTシャツに期待したいです。少しコストが高くなりますが、できれば背中が有効だと思います。

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■ 14:20~15:15 RAM RIDER x TEMPURA KIDZ at BUZZ STAGE

ロキノンのライターさんの中でも大好きな兵庫慎司氏によるクイックレポートはこちら:
RO69 QUICK REPORT 「特濃!楽しすぎダンスアクト、2連発!」

昨年と同じDJ BOOTH改めBUZZ STAGEでの登場となりました。

昨年の「RAM RIDER feat. TEMPURA KIDZ」から「RAM RIDER x TEMPURA KIDZ」とゲスト扱いから同格の扱いでの出演になりました。昨年同様の、RAM RIDERのDJとTEMPURA KIDZのパフォーマンスのコラボみたいなものを期待しつつ、その前の2本のアクトでヘトヘトになった体で開演を待ちました。

DJ卓の前にはペットボトルが5本並べられました。今回も最前を取れましたが、人気が上がると、何組も前から最前に張り付く人が大勢居て、こう簡単には取れなくなります。いつかは後の方から見守るようになるのでしょうね。こうやって最前で観られるのも今のうちです。

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前の組が5分押しで終わったのですが、ほぼ定刻にRAM RIDERがDJ台に現れ、これからサウンドチェックかなと思ったらいきなり始まりました。

前のアクトで体がオーバーヒート気味に暖まっていたことと、隣のぼっち参戦の若い女性(ほっぺにたぶん"CALIFORNIA"と書いてあったんじゃないかと思います)がぶっ壊れたように踊っていたので、私も負けずにぶっ壊れてました。

前のアクトでは良い感じに埋まっていたフロントエリアも、背中に全然人の気配が感じられず、そんなに人が入ってないなと感じました。怖くて後を振り返ることができないくらいでした。であればなおさら暴れるしかありません。体の動きが自由になるよう、柵から50cmくらい離れて踊ってました。

今回は「マッシュアップなども交えて音を作ってきた」というRAM氏のDJは、「もったいないとらんど」ややついいちろうの飛び入りを交えての「きみはキョンシー」などバラエティ満点でした。昨年「きみはキョンシー」をかけながら「やついいちろうと一緒にやりたいけど今年はスケジュールが合いませんでした」と言ってたのですが、今年は合いましたね。舞台袖から姿を表したときには奇声を上げてしまいました。べつにやついいちろうのファンでもないのに。

ついに曲は「Sun Lights Stars」に。昨年はこの曲が最後でした。ここでTEMPURA KIDZ登場かなと思ったら、「まだまだフェスは続きます。楽しんで行ってください。」とRAM氏はハケて行きました。この日RAM RIDERはお台場で行われる「UMI POP '14 x TAKENOKO!!!」にも出演が決まってます。TAKENOKO!!!は19時には終演なので、遅くとも18時頃には開演しなくてはなりません。タイムテーブルどおりの15:15までBUZZ STAGEに居たのでは危ないタイミングでした。いわゆるケツカッチンの状態。お台場への移動を考えて、前半=RAM RIDER、後半=TEMPURA KIDZとバラバラに分けてしまったのだと思います。TAKENOKO!!!に参加した方のツイートによれば、RAM氏のアクトは無事に行われたということで、この早出作戦は功を奏したようです。

さて、「Sun Lights Stars」と途中でDJ卓にずっと舞台袖に居た人が立ちました。スタッフかなと思いきや、この方がDJショーゴさんでした。以後TEMPURA KIDZのアクトはこのDJショーゴさんが回しました。



TEMPURA KIDZ セットリスト
M01 ダンスナンバー (インド版)
M02 ミイラキラー
M03 すいみん不足

M04 サイダーサイダー(ショート)
M05 ONE STEP (ショート)
M06 どんなときも。

M07 はっぴぃ夏祭り

えー、このアクトがどんなアクトだったかと申しますと、すみません、よく憶えてません。RAMさんのアクトですでにぶっ壊れていたので、TEMPURA KIDZ登場で更にテンションが上がって、もう無我夢中の30分でした。

ただ、ハッキリ憶えているのは、RAM氏のアクトの間ぶっ壊れていたCALIFORNIA GIRLさんもTEMPURA KIDZ登場で更にぶっ壊れていたことです。彼女もTEMPURA KIDZ目当てだったのですね。ちょっと嬉しかったりします。

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この夏から演じられるようになったインド風の新しいダンスナンバーとか、「ミイラキラー」とか見所が満載だったのですが、どういう振付か全然記憶にございません。ただただ、TEMPURA KIDZのメンバー5人が入れ替わり立ち変わり私の前で踊る姿に見取れながら、自分もわけのわからない動きで暴れまわる、そんな時間が過ぎていきました。

あ、そうそう、「ミイラキラー」から歌が入る訳ですが、AO、NaNaHo、YU-KAがハンドマイクで、KARINとP→★はヘッドセットマイクで歌ってました。最近TEMPURA KIDZの現場からこの形態でのライブの話がよく聞こえてきて、会場の機材の制約かなと思ったのですが、比較的機材が充実しているはずのRIJFでもこの形態となるとそうではなさそうです。当分この形でライブをやると決めているのかもしれません。

次のアーティスト目当てか次第に背後に観客の気配を感じるようになりました。それに伴ってTEMPURA KIDZの動きも心なしか激しくなったように感じました。恐らく初めてTEMPURA KIDZを観るお客さんに自分たちの持っているものをすべてぶつけよう、そんな気持ちだったのでしょう。

無我夢中だった私にも「どんなときも。」あたりでそれが伝わってきました。だったら私も全力で応援しなくては、と更に力が入りました。「はっぴぃ夏祭り」では勢い余ってヒデガラさんの頭を痛打してしまいまいた。

完全にリミッターが壊れた状態での30分も「はっぴぃ夏祭り」でおしまい。でも、初めての観客に「TEMPURA KIDZ」というキレキレダンス集団の魅力が少しは伝わったのではないかと思います。あの観客の何分の一かがこれからファンになってくれると良いなと思います。

私も全力出しきった感じです。前のアクトでも暴れた関係でTシャツはしぼれそうなくらいにびしょびしょになってました。

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終演後には、ヒデガラさん、ちきばんさん、りえさんファミリーと出待ちをしました。ROCK IN JAPAN FES.に6つあるステージのうち、唯一バックヤードと直接つながっていないBUZZ STAGEだけは、バックヤードに向かう移動車への乗り込みのためにホンの数メートルだけですが、一般参加者がいるエリアを横切ります。

ところが終演してから10分経ってもTEMPURA KIDZは出てきません。ヒデガラさんは「YU-KAの表情が危い感じがした。鳩の森神社でのライブでも熱が入りすぎて終演後にスタッフの手当てを受けていた。」と言ってましたが、どうやらその通りだったようです。

YU-KA本人がブログ「ROCKINJAPAN2014」で「楽しすぎてみんな最初から全力で飛ばしすぎて終わったら死にそうになってた笑」と語ってます。終演から移動車に乗るまで時間がかかったのは、終演と同時に力尽きて、回復に時間がかかったからですね。そう言われてみれば、上演中のYU-KAの表情が紅潮していたように思います。ぶっ倒れそうになりながらも力を振り絞って踊っていたのですね。そういう私も出待ちの間地べたにへたり込んでましたが。

結局終演から20分以上経ってから、一般参加者の通路を横切る部分が黄色いテープで遮断され、カーテンの奥からTEMPURA KIDZが出てきました。KIDZたちが通り過ぎる間に「おつかれさま!」しか言えませんでした。「楽しかった」とか「ありがとう」とか伝えたいことは沢山あったのですが、とっさにそういう言葉が出てきません。まだまだ修行が足りません。




TEMPURA KIDZ終演とほぼ同時に切れた水が恋しくなったので、出待ち後の天ママズとのおしゃべりは失礼してテントに戻り休息。テントを訪れてくれたひでどらさんと少しおしゃべりをして、気分が落ち着いてから腹ごしらえをしてからお昼寝タイム。


寝ている隙にヒデガラさんに盗撮されてしまいました。お見苦しいところ申し訳ござんせん。

その間TEMPURA KIDZも休息を楽しんでいたようです。


この木は、2012年に私がテントを設営してものすごく気に入って「これからずっとここにしよう」と決めた場所です。しかし2013年からGRASS STAGEの配置が変わってバックヤードに取り込まれてしまい、かなわなくなってしまいました。


お気に入りのスポットをアーティストエリアに取られてしまったのはとても悲しかったのですが、同じ木の下でTEMPURA KIDZが休んでくれたなら嬉しいです。この木はアーティストさんに喜んで差し上げます。

木村カエラでヒデガラさんに起こしていただいてライブを観て、暗くなる前にテントを畳んで、GRASS STAGEトリのサカナクションのむちゃくちゃカッコ良さそうなダンスミュージックが流れる中、天ぷらのおかわりを期待してBUZZ STAGEに向かいました。

昨年もTEMPURA KIDZとサカナクションがカブっていて、2年連続してサカナクションのアクトを聴き逃しています。好きなんですが、なかなかご縁がありません。




■ 19:15~19:45 アスタラビスタ at BUZZ STAGE

RO69 QUICK REPORT 「笑顔とダンスしかない純度100%のパーティ」

このグループ、ヒップホップはPerfumeつながりでRHYMESTERしか聴かないワタシ的にはよくわかってないのですが、RIP SLYMEのRYO-Z、元KICK THE CAN CREWのLITTLEなど多彩な方が集まった「中年ラップグループ」です。

彼らの「13日の金曜日」のMVではTEMPURA KIDZが振付を考えてTEMPURA KIDZや元きゃりーキッズのNanaなどを含めた中高生ダンサーによる群舞でコラボしました。春の東名阪ツアーの大阪公演ではアスタラビスタが飛び入り参加してくれました。DJ P→★がデビューしたRIP SLYMEのイベント「真夏のWOW」でもアスタラビスタのアクトでTEMPURA KIDZのうちP→★を除く4人がダンスを踊ったり、DJ P→★のアクトでもアスタラビスタが参加してくれたり、と同じ事務所のよしみもあって頻繁にコラボしていました。そんな訳で今回も何の根拠もありませんが、きっとTEMPURA KIDZはアスタラビスタのアクトに出演すると信じてBUZZ STAGEに向かいました。現場でTEMPURA KIDZのご家族の姿を見て期待は確信に変わりました。

アスタラビスタは正直申し上げて「13日の金曜日」のMVを観たことしかないのですが、ファンキーでとても楽しかったです。疲れた体に鞭打ってTEMPURA KIDZのときほどではないにせよ、暴れさせてもらいました。

ラップ特有の歌詞の妙味は大音量の中で明瞭に聴き分けられません。一度ちゃんと歌詞カード見ながら鑑賞したい、そう思いました。

そして、比較的早いタイミングでTEMPURA KIDZ登場。

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黒のアスタラビスタTシャツのコスチュームに目の周りを黒くペイントしたアスタラビスタ仕様のメイクでした。

表情は昼の自分たちのアクトに比べるとリラックスして存分にアスタラビスタのバックで踊ることを楽しんでいるように見えました。

TEMPURA KIDZファンとしてはTEMPURA KIDZ単独でのパフォーマンスをメインに楽しみたいところですが、こういう他のアーティストとのコラボも楽しいです。おっさんばかりのステージが一気に華やいだ雰囲気になりました。

ダンスの振り幅も広いので、色々なアーティストとコラボできると思います。昨年の代官山LOOPで観たNegiccoとのコラボからずっと感じているのですが、あちこちでいろんなアーティストのライブに出させてもらって、知名度を上げていくのも良いのではないかと思います。できれば1曲だけじゃなくて2~3曲いっしょにやらせてもらって共演者のファンにもTEMPURA KIDZの魅力をわかってもらえれば、ブレイクの早道になるんじゃないかと。事務所もそんなことを考えてCharisma.comとのコラボやハイパーヨーヨとの2マンライブなどを仕掛けてきたに違いありません。

TEMPURA KIDZのおかわりは「13日の金曜日」だけでしたが、アスタラビスタの底抜けに楽しいファンキーなアクトを楽しむことができました。

ホントにお腹いっぱい。




アスタラビスタ終演後は本日二度目の出待ちをしました。今度は終演後5分くらいでアスタラビスタに続いてTEMPURA KIDZも出てきました。言いたいことが沢山ありましたが、とっさに口が動かなくて、何だか分けのわからないことを叫んでいるうちにTEMPURA KIDZは移動車に消えていきました。

ということでこの日のミッションが完了し、荷物を取りにベースキャンプに向かおうとしたら、しばし音楽が途切れていたGRASS STAGEから聴き憶えのある歌い出しが。ヒデガラさんとの挨拶もそこそこに、GRASS STAGEが見える場所まで駆けて行きました。

「ナイトフィッシングイズグッド」

大好きな曲です。一度夜のサカナクションのアクトで聴きたかった曲です。こんなタイミングで聴けるとは思いませんでした。お腹いっぱいですが、これは別腹。

最高のデザートをいただいて、本日の天ぷらフルコースを堪能できた一日でした。



[2014-08-14 追記]
RIJF2014 3日目(8月9日(土))に8月3日出演者のサインフラッグが茶屋ビレッジの隣に飾られていたので、写真を撮りました。

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TEMPURA KIDZは左下隅にサインしていました。初出演の昨年は出番が最後の方でスペースが埋まっていたのと初出演の遠慮もあったのか、とても小さくサインしてました。

今年は堂々と大きな文字でしかも「天」マーク入りでサインしました。出番が後のcinema staffのメンバーはTEMPURA KIDZを挟んで分かれてサインしたみたいです。ちょっと申し訳ないですが、この世界どれだけ目立つかが勝負の分かれ目ですから、これくらい自己主張しても良いと思います。

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[参考] 昨年のサイン