現在作成中の自転車。
フレーム(ISP)、ステム、ハンドルは中華カーボン。
それ以外に、新しく買い足したものがコンポ(アルテ)。
新車カーボンのアルテ組み、となると自転車屋で買うなら最低25万くらいする。
現在ここまでで掛かった費用は、15万くらい。その差10万ほど。
個々に、バラして考察すると、
フレーム。
中華は4万くらいだった。
自転車屋に吊るしてあるフレームのみの価格は、15~20万くらい。
私のフレームが、どのグレードに匹敵するのかは、よく分からないが、最低ラインの15万相当と比べても約10万の開きがある。
塗装は自家塗装。
サンドペーパー、プラサフ、ベースの白(ウレタン)、補修用の白、青、シルバー、失敗したマジョーラ、更にロゴやハートマークの費用、、、
全て合わせて約3万円。
ロゴが3割以上占めるので、ロゴを手作りするともう少し安かったかもしれない。
業者に任せると、
・本体 :2.5万
・フォーク :1.3万
単色塗りで、この金額。
これに、ステムやら、ボトルゲージ、FDの金具、トップキャップなんかの小物も塗ったら、最低5,6万はかかる見込み。
自家塗装なら半額。もちろんクオリティは業者のほうが高い。
フレームの10万差は、塗装費用を入れると7万差。
自転車トータルも、フレーム単体も7万。
コンポに差はないだろうから、まぁフレームの差=トータルの差、なのだろう。
ただ、もう少し厳密に言えば、
フルアルテのカーボンで、
本体フレームが約1kgのISP、
ステム、ハンドルともにカーボンで、
サドルはASPIDE
といったかなりの個別仕様を織り込んだ自転車が25万で買えるかと言えば怪しいので、
差が7万+αで10万くらいが妥当か。
物だけで見れば、10万安い中華だが、
しっかり塗装して完成させる為には、それなりに労力をかけないといけないし、
なんといってもメーカーや自転車屋さんの保証を受けられない。
労力については、散々本編のブログで書いているとおり、検品から始まって、デザイン、塗装の剥離、塗装、補修、仕上げ、組み付けまでを全て自分でやる必要があるわけで、
3ヶ月ほど掛かっている現状からすれば、10万どころじゃ済まない工数が掛かっている。
保証については、ある程度の割りきりが必要だ。
個人輸入で、個人製作、防犯登録さえ出来るか怪しいもぐりの自転車を、どう捕らえるか?
労力と保証、ここが妥協できない人は絶対手出しできないと思う。
最後に、
そうは言っても、プライスレスなことはたくさん発生する。
・完全自分仕様のカラー
・製作時のいろいろな体験
・他の製作者との苦労話共有
・なにより、自分で作った、という愛着
まとめて、これらを式にすると、
本体価格差10万 - 労力・保証の費用 + プライスレスな価値 = 既成自転車との差
てな、感じだろうか。
私の場合は、、、、まぁ、数字に直すと下世話になるのでやめておくが、
非常に安かった、と判断している。
もちろん、次買うときは、吊るしを買うけれどw。