【選挙結果】日向市長選挙(宮崎県) | 嶽正義 チバを盛り上げる!
◆日向市長選は新人の十屋幸平氏が現職候補を破って初当選

20日に投開票が行われた宮崎県の日向市長選。
結果は新人の十屋幸平(とやこうへい)氏が、現職候補の黒木健二氏を破って初当選。
2016年に行われた市長選以上の選挙で、初めて新人候補が現職候補を破りました。
得票数は十屋氏が18,269票、黒木氏が10,771票でした。
まず四選を目指して出馬し、落選をしてしまった黒木氏。

■公明党の推薦を受けながらも大敗

今回の日向市長選は保守系候補者同士の選挙戦でした。
新人の十屋氏は61歳、現職の黒木氏は73歳。
この選挙結果には、少なからず年齢も関係あったでしょうね。

私は基本的に、首長の年齢制限はあった方が良いという考え
先週の松本市長選の項でも書きましたが、菅谷氏も黒木氏も共に73歳でした。
【選挙結果】松本市長選挙(長野県)

現在73歳ということは、任期を満了した時は77歳になっているわけです。
さすがにちょっと高齢過ぎやしませんかね?
新しい考え方を取り入れる為にも一回り、二回りくらい若い候補者の方が良くないですか??

当選をした十屋氏にはオフィシャルホームページがありました。
しかし黒木氏にはホームページやSNS等をやっている形跡がありません。
ご本人ができなくても、黒木氏の支持者の中にできる方はいらっしゃらなかったのでしょうか。
これでは日向市の公明党(学会票)をフルに動員しても、票数に自ずと限界が生じます。
それが7,000票差以上の大差をつけられた結果に表れている気がしますね。

これからの選挙戦にはオフィシャルホームページや、SNSは欠かせないと思っています。
特に浮動票である若者の支持の掘り起こしをしたければ尚更ですね。
議会選挙までなら、組織票のみでも何とか戦えるでしょう。
ですが市長選以上の選挙にもなれば、組織票のみに頼っていては厳しいです。
私の感覚では公明党の支援を受けながら、これだけ大差をつけられるのは衝撃的でした。
ましてや黒木氏は現職の候補者。
それだけに7,000票以上も差が開いたのは、黒木氏にとってもショックだったのでは?

■県議時代の活動実績が有権者に大きく支持される

何れにしましても、十屋氏の県議時代の活動実績が有権者に大きく支持されました。
政策集を見ても、実現できれば日向市の将来は明るそうです。
問題は4年間の任期中に、どれだけ実現できるか。
”絵に描いた餅”では、日向市民の期待を大きく裏切ることになります。
現職を破って当選をした今、日向市政をより良い方向に導くよう邁進されることを期待しております。