梯剛之/梯剛之プレイズ・モーツァルト2 | しろグ

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1977年年生まれの日本のピアニスト。
生後一ヶ月で小児ガンのために失明。

1998年にロン・ティボー国際コンクール第2位となり、2000年の第14回ショパン国際ピアノコンクールではワルシャワ市長賞受賞した。特にこのショパン国際ピアノコンクールの模様はNHKで特集を組まれたこともあり、わたしもじっくりと見た。その中で、ショパン国際ピアノコンクールのエピソードではないが、どこかのオーケストラと協奏曲をやっているときに、彼のピアノの余りの美しさに指揮者が涙を流してしまうシーンがあった。乗せられやすいわたしはいたく感動してしまい、さっそくCDを買った。

Landscape and portrait ver. 2

収録曲はピアノ・ソナタ第10番 ハ長調、第4番変ホ長調、第15番ハ長調、第12番ヘ長調。
買ったのはかなり前で、モーツァルトのピアノ・ソナタがまとめて収録されているものを買うのも初めてだったように思う。ピアノという楽器がダイナミックなものだということは知っていたが、透明でささやくような音も出せるというのを聴いたのは初めてだった。

そういうピアニストのリサイタルが近く開かれ、チケットがあるよ!……というメールマガジンがカジモトeプラスから届いた。来週の日曜日というから、ずっと前からお知らせメールが届いているはずで、わたしが見落としていたものだろう。。。東京オペラシティというから近いし、さっそく1枚申し込んだ。

Landscape and portrait ver. 2

今回はオール・ベートーベンプログラムだという。誰知らぬ者はいないだろうと思う『エリーゼのために』も入っている。これはとても楽しみだ! 誰でもやったことがあるスポーツプログラム……例えば陸上の100m走や器械体操の倒立など、基本虫の基本を、そのジャンルの一流がやるとびっくり仰天、絶対にかなわぬ“神の域”のように感じるのと同様に、わたくしの腰を抜かせてくれるに違いない(といっても、わたくしは『エリーゼのために』は弾けないが)。そういう人の弾くピアノ・ソナタ第31番など、鉄棒のコールマンを見るような気にさせてくれるはずだ。。。

座席は3階L4扉L2列34番。。。
僻遠の地である……