霊界はどこにある?…オリオン・ミッションNO201 | ヘミシンクピンポンパン

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彼は常に私の視界の端の方に立ち、私はこの鎧の戦士のような姿を正面から直接見ることはなかった。思えば彼はそのようにしていたのだ。だから今もはっきりとはしないのだが、彼の顔を覆っている黒いマスクは髑髏そのものだったように思う。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…霊界はどこにある?NO201》

いま思えばこの黒い戦士は私に姿を見せたくなかった、あるいは見せるわけにはいかなかったのだ。その当時の私はまだ夜な夜なやってくる金縛りを、受け入れられるようになったばかりで、守護霊とかガイドのような存在は紙の中の話だった。

 

このときの私はなんとか電離層の壁を超えることができるようにはなってはいたが、まだまだ初心者だった。幽体離脱には幾つもの障壁みたいなものがあり、それを一つずつ階段を上るように克服していくのだが、この電離層も超えなければならない大きな壁だった。

 

宇宙はこの向こうに広がっているのだ。この壁を貫かなければ宇宙には出られなかった。私は何度も挑戦し、何度となく跳ね返され地表に蹴り落とされた。物質科学は電離層を高度が60キロから130キロに渡る電波を反射する層と説明しているが、霊的にはもっと重要な意味がある。

 

電離層とは簡単に言ってしまうと霊界のことなのだ。霊界がどこに在るのかという問いに対しては、この世も霊界の内にあるというのが真相なのだが、それでは狐につままれたような掴みどころのない話になってしまう。

 

この世の至るところが霊界であるというのは便利な説明だが、笑スピさんたちは納得しないだろう。何でもかんでもステレオタイプに説明できることでなければ、オツムに入ってこないのが笑スピさんなのだ。

 

だから霊界とは、あそこにあると簡単に答えなければならない。それは強いて言えば電離層のことだ。ということは人も動物も死んだら電離層に行くのか?そうだとしたらあの世が天に在るというのは間違っていないことになる。

 

とりあえずその通りだと言っておこう。マンガ的ステレオタイプ的に説明すると、霊の高い存在は死後天界の高い部分に上がり、低い存在は地上世界をさまよい歩く。そして天界は霊界を超えた電離層の向こうへ、彼方へとつながっているのだ。

 

つまりそこに在るのはこの物質界の科学が指し示すいわゆる宇宙ではない。そこから先に広がっているのは無限の宇宙オリオンであり、《去らばプレアデス》を果たした者たちだけが、天界からさらに飛び立つことになる。

 

これが電離層=霊界ではないという理由だ。人工衛星は毎日、朝から晩まで、そして晩から朝まで電離層を飛び回っている。それは霊界を泳ぎ回っているのと同じだ。しかしそれが撮影されたり観測されたりすることはない。マシンが霊的光を捉えるにはもう少し時間がかかる。

(続く)

マサト