明けまして……2016年 NO2 | ヘミシンクピンポンパン

ヘミシンクピンポンパン

ヘミシンクと幽体離脱体験記

私「それは何ですか」
「あなたにとっては特段の年になるでしょう」
もしかしたらそれは最悪を意味しているのだろうか。。。。
私はちょっと気合を入れて自分を励ますように訊いてみた。
私「あ~~、もしかしたらそれはバラ色の・・・・・」
「そうです」
なんだか無理やりいい方に振ったような気がしたが
すぐにヴィジョンが見えてきた。
睡眠がぐっと深くなる。
(続く)







―――――――――――――――――――――――
見えてきたのは地下を走る電車と瓦礫にうずもれた女性だった。
女はもがき苦しんでいた。早く逃げなければ電車が
近づき女を踏み潰し粉みじんにされてしまうだろう。

電車の中には私の身内であるKOと、その見栄っ張りの
コソ泥一族と眷属が勢ぞろいしていた。 何故か全員が
男も女も、年寄りも若い者も黒い服を着ていた。
これは葬儀の行きとか、帰りの場面だったのかもしれない。
私はただ一人、手摺につかまって立ったままこの光景を
見ていた。

一族と眷属は皆元気そうで繁栄を謳歌しているようだったが
車内には特有の名状し難い匂いと、いい難いどす黒い
雰囲気が立ち込めていた。 この匂いと雰囲気は死臭だった。
彼らは亡霊なのだ。 私は、こいつらは全員死んでいるのだと
思った。

隣の車両から警官が二人入ってきて私の近くにやってくると
彼らは吊革につかまり、立ったまま話し始めた。
「ひとつに十発くらい?」という声が聞こえてきた。
十発とは弾丸の事らしかった。
《取り締まりを強化しなければ……》そんな話も聞こえてきた。
奴らの身に何かがあったのだと思った。
いやそれはこれから起きるのだ。おそらくそれは葬儀の
さなかに始まるに違いない。

ヴィジョン変わる。
黒い塊が都の中心に降りようとしていた。
何処かのビルの屋上からその光景を私は見ていたが
正面には副都心があった。
睡眠が深いのかノートの文字は乱れて読み取りにくいし、
記憶も曖昧でビルの屋上というのはよく来るところなの
だが、どうしてもその場所を特定できない。

ヴィジョン変わる。
白いウェディングドレスを着た人が衣装室のようなところに
いるのが見えた。 あるいは楽屋?だろうか、ドレスを着た人
の前には鏡があり、その周りには独特な照明がついていた。
クリックアウト寸前で意識が遠ざかりつつあり、私は何をして
いるのかわからなくなっていた。 いったい何のワークだった
のだろう。 すこし考えたことによって意識を取り戻した。
そうだ、2016年を見るのだ。

見晴らしのいい高層ビルの屋上にいた。
先ほどとは違う場所だった。
レミファ ララシドレの旋律が聞こえてきた。
さらに別の旋律も聞こえてきたが、ノートの記録は
シ…から先は読めなかった。

そういえばこの場所はことあるごとに来るところだということに
気付いた。来年とか、数年先を見るとき、あるいはガイドが私に
未来を見せようとするとき、都心のビルの屋上にいるのだ。
そして目の前にはいつも副都心があった。

私「これは何でしょうか」
「そこが日本の中心です」
私「霞が関ではないのですか」
「それとも経済の恐慌ですか」
「政治や経済ではありません」
「もっと身近なところで、あなた方の生活や文化に
衝撃が走るでしょう」

私「それは何でしょうか」
「あなたに関係があります」
「それはあなたに近いところから発信されるのです」
「あなたが何かをするということではありません」
「むしろ周囲があなたに吸い込まれます」

《吸い込まれる》とは興味深いが意味不明で、しかし私は
今にもクリックアウト寸前で、それ以上詳しく聞くことが
できなかった。 そしてここでちょうどCDが終わった。
「続きはまた明日ですね」ガイドはそう言った。
私はカウントダウンしながら《ありがとう》と言って終わった。



《明けまして……2016年、レビュー》
翌日、早くも私はこのワークの続きを忘れ、夏至探索に
追われた。次にこの続き《2016年》をやったのは7月に
入ってからだった。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
マサト



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