為替介入効果なし、含み損40兆円…円高メリット活用への政策転換急務
政府・日銀が昨年10月31日に8兆円超の過去最大の円売りドル買い介入に踏み切った直後、円相場は一時的に1ドル=79円台まで円安に戻ったが、現在は76円台で推移しており、その効果はほとんどなくなっている。これまで繰り返してきたドル買い介入で膨らんだ外貨準備は、その後の円高の進行で発生した含み損は今年度末に約40兆円にも達する見込み。対症療法的な介入の限界は明白だ。為替に翻弄される日本経済の構造転換を促す上でも、海外投資の促進といった円高メリットを活用した政策の必要性が高まっている。
「投機筋が市場をゆがめることがあれば、国益を守るためにいかなる措置も取る」。安住淳財務相は7日の閣議後会見で、円高是正のため、改めて介入も辞さない姿勢を表明した。
政府・日銀は、円高が加速した平成22年9月15日に6年半ぶりとなる単独介入を実施。昨年3月18日に東日本大震災に伴う急激な円高を受け、先進7カ国(G7)との協調介入が行われた後、8月と10、11月に単独介入を続けた。だが、いずれも効果は長続きしなかった。
市場では、米財務省が昨年12月に公表した外国為替報告書で日本の介入を「支持しなかった」と明記されたこともあり、「大規模介入のハードルが高くなっている」(SMBC日興証券の嶋津洋樹シニアマーケットエコノミスト)との見方が多い。しかも、欧州債務危機の深刻化で投資家のリスク回避が強まれば、消去法で安全と見なされた円が買われ、「再び75円台に突入し、最高値更新をうかがう展開になる」(大手銀ディーラー)との指摘が出ている。
介入で外貨準備を管理する外国為替資金特別会計(外為特会)の資産は23年度末に約160兆円に上る見込みだが、含み損額はその4分の1にも達する。
介入が効果を発揮しないなか、政府は、外貨準備を活用し日本企業の海外投資を促す基金を設立するなど、円高メリットを活用した政策も導入している。
海外投資の促進をめぐっては、産業の空洞化を助長するとの指摘もある。ただ、日本の昨年の貿易収支は、円高などによる輸出の低迷で31年ぶりの赤字に転落した。モノやサービス、投資の収支も含めた経常収支の赤字転落を回避するには、海外でかせぎ、国内に資金を還流させる所得収支の黒字を増やすことが不可欠だ。
海外で稼いだ資金を付加価値の高い製品の開発や新たな事業の育成に振り向ければ、空洞化も防げる。
「日本が円高メリットを背景に海外で存在感を高めれば、逆に米国などから円高是正の声が出てくる」(民間エコノミスト)。介入に頼った政策からの転換は急務だ。(本田誠)
↑引用おしまい
為替介入という甘い名称ではなく米国債購入で有名なのは、過去に芸者とアブノーマルプレイで殺してしまった小泉なる馬鹿が大量の米国債を買うという売国行為に走ったことには有名である。
さてどれだけの米国債購入に日本のお金が使われたか計算してみよう。
大体という数字になるが、求めてみようと思う。まず外貨準備高の推移と円とドルの相場の推移があれば求めることができる。
http://info.hd-station.net/data/jp/gaika.pdf#search=' 外貨準備高 推移 日本'
↑準備高推移
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5070.html
↑ドルレート
準備高の山が上ったときの年と、その当時のドルレートで計算をする。悪魔で数字としてデータが見つからないため、おおざっぱになる。
年月日 米国債購入額 ドルレート(1ドルに対し) いくらか
1972年 200億ドル 300円 6兆円
1980年 100億ドル 250円 2.5兆円
1987年 700億ドル 151円 10.5兆円
1996年 1000億ドル 79円 7.9兆円
2001年 1750億ドル 125円 21.8兆円
2003年 250億ドル
疲れた… (ノ◇≦。)
要するに、この円高で累計40兆円が購入額と比べて、損したということだろう。正しい数値が分かれば良いのだが…そんなところである。そして米国債に変わっている証拠は
http://info.hd-station.net/data/jp/gaika.pdf#search=' 外貨準備高 推移 日本'
↑下のほうに外貨準備高の内訳が分かる。ざくっと92%が米国債となっているのである。証券 ÷ 総額で表した。
もう為替介入しても駄目なのことが分かったにも関わらず日本国債発行してまでドルを買うメリットなんてない。表向きでは為替操作国だの言うが内心は
ありがとうゴザイマアアアアアアアアス
さすが犬だなと思われているのである。
2/9追記
この40兆円の含み損というのを今まで購入に当てた額をもとに計算していると過程すると、一発計算で分かる。
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/official_reserve_assets/2401.html
平成24年の1月 1兆3066億ドル 2/9 15時現在 1ドル = 77.17円
換算すれば100兆8303億円である。含み損が40兆円であるからザット計算すると
約141兆円のお金が米国様に捧げられている。
外貨準備高は安全策として積み上げるべきことは分かる。しかし141兆円を積みます必要性があるかである。せいぜい50兆円くらいでいいはずである。
TPPについて公的医療保険や単純労働者受け入れについては考えていないことは分かったがアメと鞭の使い方であり、この他に害となる要素があるだろう。