日本、ずばぬけた借金大国=ギリシャより危機的
時事通信 12月24日(金)21時34分配信
政府が24日決定した2011年度予算案によると、国と地方を合わせた同年度末の長期債務残高は891兆円と過去最高を更新する。世界に目を転じると、経済協力開発機構(OECD)が国際比較のために設けた基準で、日本の公的債務残高は、推計で11年末には国内総生産(GDP)の2倍超まで悪化する。他国からの財政支援に頼る危機的なギリシャですら1.4倍。日本の財政の窮状は目を覆うばかりだ。
OECDの11年末推計では、米英独仏などの先進国はGDP比80~100%程度。各国ともリーマン・ショック後の財政拡大路線から、規律重視にかじを切りつつある。新興国を交えた20カ国・地域(G20)も、バブルの発生を避けて安定的に成長を維持するため、財政運営には慎重だ。
6月のカナダでのG20首脳会合は、各国に「13年までの財政赤字半減」を求める共同宣言を採択したが、日本だけは例外扱いとなった。その代わりに菅直人首相は、20年度までに、国債発行に伴う歳入・歳出を除いた収支(基礎的財政収支)の黒字化を目指す「財政運営戦略」を国際公約化した。
しかし、10年後の黒字化達成には毎年4兆円程度の収支改善が必要とされるにもかかわらず、11年度の赤字額は前年度に比べ9050億円縮小するだけ。公約実現にはほど遠い状況だ。
OECDの11年末推計では、米英独仏などの先進国はGDP比80~100%程度。各国ともリーマン・ショック後の財政拡大路線から、規律重視にかじを切りつつある。新興国を交えた20カ国・地域(G20)も、バブルの発生を避けて安定的に成長を維持するため、財政運営には慎重だ。
6月のカナダでのG20首脳会合は、各国に「13年までの財政赤字半減」を求める共同宣言を採択したが、日本だけは例外扱いとなった。その代わりに菅直人首相は、20年度までに、国債発行に伴う歳入・歳出を除いた収支(基礎的財政収支)の黒字化を目指す「財政運営戦略」を国際公約化した。
しかし、10年後の黒字化達成には毎年4兆円程度の収支改善が必要とされるにもかかわらず、11年度の赤字額は前年度に比べ9050億円縮小するだけ。公約実現にはほど遠い状況だ。
↑引用おしまい
取り上げるのもしんどい。毎日更新を勝手に自分ルールとしてやっているので、サクっといきますか♪
本当の危険な国とはなんぞ?
というと
貿易赤字国(輸出 < 輸入)
サービス収支赤字(無形のもの、輸送、旅行、通信、建設、保険、金融、情報(コンピュータ・データサービス、ニュースサービス等)、特許権使用料、その他営利業務、文化・興行、公的その他サービスなど
所得収支赤字(国債や海外への配当金支払い)
結果国際経常収支赤字となると…
国債発行し入札を行なうとなると、国際経常収支赤字国は海外へとお金が流れていってしまっており、自国内でお金をまかなえなくなる。
すると海外の投資家に自国の国債を買ってもらうためには、金利上げて自国の国債を魅力的にしない限り誰も買わない。
ギリシャは不覚にもEU加盟国のために、自国でお金を発行することが出来ない。
EUの中央銀行の許可がない限りゆるされないし、ギリシャに優遇することもできない。PIGSと言われる不安4国プラスアイルランドでEUの信頼が地についているのだ。
日本の場合は貿易黒字国、サービス収支赤字、所得収支黒字、経常収支赤字、結果、国際経常収支黒字でお金が国内で溢れ返っており、低金利で国債発行が可能である。