Top Albums of 2015 | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

あけましておめでとうございます!

2016年もよろしくお願いいたします。


大晦日に一日がかりで伊勢に釣りに行くなど

(なかなかの大漁。この時期に珍しくアジが大量に釣れた。

海水温が上がっているせい?)、年末は少し慌ただしかったので、

ベスト10をすべて発表できずにいました。


音楽に関して言うと、2015年は大豊作の一年でした。

好きなアルバムが多かったので、ベスト40を選ぶのも難しくなかったです。


1位はグライムスですが、天性のカラフルで天才的なポップセンスに

磨きがかかっただけではなく、ギターを加えたことで音楽の幅がより拡張し、

より深度が増した、常にエナジーを与えてくれるスウィートで最強の一枚でして、

前作「Visions」を上回る高性能な名盤。最近はもう、これしか聴いてません。

プロデュース能力も高まり、ジャケットも最高。

クレアはマルチでリアルな世界最高峰の真のアーティストと断言したい。


Julia Holterは、唯一無二の音楽世界を構築する奇跡のような存在です。

イマジナティヴで細やかな音の配置、独特のリズム、ユニークなリリック。

11月の来日公演の衝撃は今も忘れられない。


Tame Impalaもサイケを超越した極上ポップなロックチューンが満載で、

早くまたライヴが体験したいです。

デビューアルバムをリリースしたWolf Aliceは、初期のグランジ色が薄くなり

実は引き出しの多い器用でセンスが光る大型ニューカマーで仰天。

WANDは、ライヴを観たらヴォーカル&リーダーのコリーがしかも

二枚目だったのでびっくり。サイケもグランジもストーナーもガレージも

飲み込んだ壮大なる雑食男気&骨太ロックンロール。今年もう一枚リリースした

「1000 Days」はまたちょっと方向性が変わってましたが。


Viet Congのフリ-キーなリズムとインダストリアス調に硬質で

鋭利なロックもボデイと心に突き刺さりました。

Beach Houseの浮遊感溢れる甘くドリーミーなサウンドは健在でしたが、

「Sparks」のあのシューゲイザー気味のギターリフはずるい。中毒性高し。

ロマンティックな傑作です。



1 Grimes - Art Angels

2 Julia Holter - Have You in my Wilderness

3 Tame Impala - Currents

4 Wolf Alice - My Love is Cool

5 Wand - Golum

6 Viet Cong - Viet Cong

7 Beach House - Depression Cherry

8 Courtney Bernet - Sometimes I Sit and Think, and Sometimes Just Sit

9 Tamaryn - Cranekiss

10 Best Coast - California Nights


11 Waxhatchee

12 Deerhunter

13 US Girls

14 Helen

15 Anna Von Hausswolff

16 Laura Marling

17 Sexwitch

18 Jenny Hvall

19 Chastity Belt

20 Empress Of


21 CHVRCHES

22 Mourn

23 Sleater Kinney

24 Bully

25 Tobias Jesso Jr.

26 Speedy Ortiz

27 Flolence and the Machine

28 Joanna Newsome

29 Kurt Vile

30 PINS


31 Torres
32 Belle & Sebastian

33 Beach House - Lucky Stars

34 Pure Bathing Culture

35 The Decemberists

36 Neddle Torrisi

37 Charli XCX

38 Unknown Mortal Orchestra

39 Purity Ring

40 Du Blonde