ソフィア・コッポラ『ブリングリング』鑑賞。
L.A.でセレブの家を狙ったティーン窃盗団の実話を基にした本作。
いつも中身が空っぽで空虚なソフィア映画と、
この空疎な題材なら、意外と好相性でうまくいくのかも？
と思いきや、マイナスとマイナスをかけても、
決してプラスにはならないのでした。
これなら、同じ題材をドキュメンタリーで観たほうが面白かった……。
でもエマ・ワトソンは美しい。そして巧い。
あと、光り輝くハリウッドの功罪ともいえる陰と深い闇は少し垣間見えましたが。
いつも、音楽のセンスだけは光るソフィア映画ですが、
今回は有名な楽曲が多く、ちょっと冴えてないかも？
Oneohtrix Point Neverあたりに目を付けるあたり、
やるなと思っていたのですが、あまりフィーチャーされていなかったのでした。
こちら、今作で楽曲が使用されているSleigh Bellsの新曲！
あと、エマ・ワトソンといえば、
遂に傑作『ウォールフラワー』が11月に公開されます。
個人的には、昨年のベスト2に挙げた作品ですが、
90年代初頭のオルタナ期のピッツバーグを舞台にした、
はみ出し者たちの痛切で美しき青春物語でありラヴストーリーです。
必見。