ハリウッドでタランティーノ&ロドリゲス新作『グラインドハウス』を観た! | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

4月5日(金)


無事L.A.に到着。

明日の初日を前に、『Grindhouse』を前夜祭で鑑賞!
1200席のチャイニーズシアターがSOLD OUT。
ランニングタイムはトータルで3時間10分ありました。



grindhouse


『プラネット・テラー』 (監督 ロバート・ロドリゲス)

もう、予告を観た時点から分かっていたけど、
それ以上のヴォリューム満点の笑いとゴアと
スプラッターと爆笑とゾンビに満ちた痛快作で
最高過ぎた。血まみれで切株過ぎた。
殺しに創意工夫があって大変魂を感じた。

毎分の笑いと興奮と見せ場の連続。
今年、いや当分これ以上のゾンビ映画は出てこないだろう。
キャラクターもキャスティングも最高すぎる。
特に女性チームは体張りすぎです!!

『デス・プルーフ』 (監督 クウェンティン・タランティーノ)

いきなりロドリゲスで栄養満点お腹いっぱいの沸点に
到達してしまった我々のこの腹を心をさらにどう
満たしてくれるんだタランティーノよ?!
と思ったら、なるほど趣向を変えて、最後にカタルシスを
一気に爆発させる手法できましたか!!
うーん、女性同士のダイアローグばっかでだれるなあ。
と前半思っていましたが(一時退席率も高かった)、
後半で瞬発力良く一気に展開を逆転させる手腕は
流石でありました。
カート・ラッセルの変貌振りにご注目。
こちらの作品もガールパワー炸裂でありました!
あのラストのキック・・・・!!!!

フェイク予告も、冒頭に『マシャティー』一本、
真ん中に三本入ってましたが、『Don't』良かった!
くどくて不気味で!
そして、『Thanksgiving』!!!
笑いとショッキングを交えたシーンは予告なのに
これまた満腹!イーライ・ロス君は、さすがだよ!!!

押入れの中でおっさんが嘔吐寸前の声で話しているような

不気味に押さえた声のナレーションも最高!


そして、イーライ・ロスは、『デス・プルーフ』で
かなりセリフあったね。
タランティーノも、両作品に出てたけど
(『プラネット・テラー』のちんぽもげ男のメルトダウン
描写が最高なのでお楽しみにね!)