超センセ-ショナルな衝撃ライヴを目撃!彼らの名はジャッキーオーマザーファッカー!! | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

Jackie-O Motherfuckerのライヴを遂に目撃してきた体験
してきたのけぞりひっくり返りそうになりながら目ん玉
ひん剥きながら絶叫し咆哮し打ちのめされ臨死体験
ヴォーカル女子の叫びが心臓を突き破り予定調和を無視した
芸術的な四位一体のケイオティックでスリリングなノイズの
洪水が身体を揺さぶり脳みそを溶かしその戦慄のノイズに
なんだこれはなんだこれはなんだこれはなんなんだこれは
と畏怖し痺れながら心地よく昇天できたのでし、た。



これが噂のマザーファッカーどもだったわけだ。
不思議の国からやってきたような女マイク・パットン
(ちょっとカレン.O似だが、カレンよりキュート)
の耳をつんざく美しい叫び声と四次元からやってきた
ような笑い声がまだ脳内で木霊している。


jom

ただの乱暴な早弾きのギター・ノイズではない、
計算つくされた上での無尽蔵に撒き散らされるケイオス。
あんなにラウドで凶暴なノイズなのに、目をつむりながら
心酔した。サーストン・ムーアも真っ青だ。

そして、1秒先すら動きが読めないドラマーは、
おかずの多い、サービス満点のフルヴォリュームで
正確無比な狂ったようなドラミングを披露。
俊敏な彼は2曲目の途中でいきなり客席にダイヴして
嬉しそうにオーディエンスの上を泳ぎながらステージに
帰還し、また狂った猛獣のようなドラミングを
見せてくれた。後方にかけられたカーテンを顔に
覆いながら。こいつは、ニンジャだ。

前座のBUNNYBRAINSも最強だった。
フリークスが大解放されスリップノットになり
高速ヴァージョンの尊師マーチに合わせてあの変な
オウムの踊りをかましているようなユーモアが
混在した世紀末的な狂気が充満しており、
完璧に我を忘れて踊った。発狂しながら踊った。
その退廃的なアシッド・パンクに完璧に喰われた。


兎さんの脳みそ


終演後に、Jackie-O Motherfuckerの忍者なドラマー
と話して、僕の名刺を渡した。
アジア人ぽい顔だなあ。と思っていたのだが、
ステージ上でお辞儀をしたとき、あれ、もしや日本人?
と感じて声をかけてみたら、ダニー・ササキ、日系四世。
と言われた。惜しい。日本語は話せないそうだ。
しかし素晴らしいナイスガイだった。

金曜日もTONICで彼らのライヴがある。
他のライヴを観る予定でチケットも購入済みだが、

これに駆けつけないで、どうする??


http://www.roadcone.com/artists/jomf.shtml

http://www.thebunnybrains.com/
(チンポあり)


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帰り際、会場のUNION POOLの外に出ると、
そこには会場と隣接するバーとの間の中庭があり、
そこでなんと焚き火がくべられていた。
幻想的で大掛かりな焚き火を囲むように、みんな円になり、
煙草をふかしている。

そこで目が合ったブロンドの女の子は、美しい顔が
赤々と炎で照らされて、黄金のように輝いていた。

なんて綺麗なんだろう。と、ハッとさせられた。