周りを見渡すともう秋になってました | 松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

まるで気付かなかったよ、世の中はすっかり秋になってたのね。毎日バタバタしてるとこういうコトになるンだよね。リーマン時代に芝居してた頃を思い出すわ。定時に会社から稽古場に行く日々から、一転して会社から家に直に帰るようになる時。「あ、変わってるじゃん」、そンな時に季節の変化に気が付くモンでさ。真っすぐに稽古場に向かってる毎日だと周りが見えなくなるいい例ですな。
昨日の強風で早くも枯葉が冬状態になってた取引先、納品口は寒々しい風景になっててさ。いっくらナンでも早過ぎじゃねぇか?
なンて思ってたら意外に今日も風が強いらしい、川に生い茂ってるススキが揺られまくってた。こういうのってあんま季節感じゃないよなぁ、ススキってヤツぁ静かに伸びていて欲しいモンでんがな。
だけどさぁ、コレを書いてる夜19時、今でも虫が隙間から入ってやがンだけどね。前にも書いたと思うけど、ウチの会社って街灯があってさ、その光に虫が集まってくンだよ。その下にある事務所、築35年ともなるとなかなかに隙間が出来ているモノらしい。キッチリ締めてるハズなのにそこかしこでウゼぇ動きで飛ンでやがるし。
こちとら残業真っ最中だっつーの、ジャマすンじゃねっつーの。こういうのを見るとね、まだソコまでの季節変化は感じないンだけどね。だけど改めて街灯は問題だよなぁ、やっぱLEDに替えてぇなぁ。
先輩ントコの和菓子屋さんの集金に行ったらね、ココじゃハロウィン商品を大々的にPR。和菓子でもハロウィンなンてやるのね。いや、ウチでもやってるけどさ、毎年恒例で。こういうトコにも10月を感じますわな。
ハロウィンってさ、ちょうどいいマイナー感なンだよね。商売的に見て。クリスマスレベルのメジャー感はないけど赤丸急上昇中のイベント、コレから定着しますよってヤツが一番扱いやすいのね。
ま、あくまで”今は”マイナーってだけだけどさ。巷じゃかなり定着しつつあるし、あと5年くらいで定番になっちゃうかもね。世間じゃそういう定着する途中を楽しンでるのかも知ンないな。10年くらい前に流行った古いギャグを敢えて今やるコトでバカウケするようなモンかな。経験上、そういうのが舞台にちょうどいいのよ。って、この例えはちょいと違うか?
ま、どっちにしろ、カレンダー的にゃぁ秋になってるってこったね。深谷市じゃあんま秋祭りってないからさ、イベントイベントした祭りはあンだけどね、そういう秋を象徴する無形文化財的な祭りがないといまいち体感出来ないっつーか、ね。
だけど元より農業中心の土地柄だぜ?五穀豊穣を祝う収穫祭的な祭りがないのっておかしいンだけどなぁ。小っちゃい祭りはやってるっぽいけどね。あちこちで稲刈りをやってる姿を見るとそう思っちゃうね。
なるほど、秋か。だったら会社ン中の装飾も変えなきゃならンな。いつまでも夏を引きずってアサガオのジオラマもねぇモンだ。
2Fの物置から引っ張り出してきましたよ、やっぱハロウィンのおもちゃ。ホントはもっと気の利いた飾りが欲しいトコだけどね。こンなドンキのおもちゃじゃなくて、もっとバシッと存在感のあるヤツが。どっかに売ってねぇかなぁ。
だけどこの手のり飾で困るのは来月になった後。11月に入っちゃうと月を象徴するモノがないンだよねぇ、しゃーねーから早々にクリスマスツリー?ソレもヤだね、年末みたいで。ま、ソレはその時がきてから考えりゃいいか。
何ンかね、秋ってなぁあんま好きになれねぇンだよね。熱気が冷めるってのはいいイメージが湧かないンだよ。