今日は、日々のセッションで感じたことをシェアします。

私のセッションやヨガには、
一貫して「受容」がテーマになっています。


(「受容」して、感情を統合していくには、
まず気づくこと(無意識の意識化)が前提にあるので、
「マインドフルネス」をベースにしています。)



初めての方のために、
「受容」とはどういう「あり方」か解説します。


簡単にいうと、
自分の中のポジティブな面だけでなく、
ネガティブな面も受け入れること。

自分が感じていることを否定せず、
また無理に肯定もせずに受け入れることとなります。




心理学では、自分の影の感情や欲求を受容していくことで、
より自分の個性をより発揮できるようになると言われています。

簡単にいうと、自己受容が深まることで、
より自分らしく生きることができるようになるのです。


これをユングは自己実現(個性化)と言いました。




で、ある分野で成功した人の話を聞いてみると、
例外なく、ある時期に、自分を無条件愛する段階を経ています。


ここで、以前にも紹介しましたが、
心屋さんと本田晃一さんの対談を紹介します。



ーーー


本田晃一さんが、
最近、テレビでも話題の心理カウンセラー、
心屋さんに、こんな質問投げかけたそうです。


「ブレークする前、自分のあり方をどう変えたの?」


その答えは、、、


自分は素晴らしいということにした。


それは自分の凄い部分を素晴らしいじゃなくて、
全然出来ていない、最低だと思ってる底辺の部分を素晴らしいということにした。



なぜなら、

積み上げた自信は崩れる

積み上げていない自信は崩れない


自分の中の底辺の部分を
素晴らしいと言うことにする。

すると、その自信は絶対に崩れない。


と言ってたそうです。


ーーー


なるほど~

つまり、セルフイメージは高めていくものではなく、
自分の最も底辺な部分を受容していくなかで、

「これでいい」


と心から思えるようになることなんですね。



大切なのは、まず最初に、底辺の自分を認めること。
それも含めて、“自分は素晴らしい”っていうことにすること。



そこに、

理由はいりません。

根拠も実績もいりません。

なんの実績もだしていない現状の自分、
ありのままの自分を認めることが大事なんですね。





でも、これってなかなか難しいですよね。





幼少期に、親から100パーセント受容された経験がある人は


「自分は愛されている」

「ありのままの自分でいいんだ」


という感覚を強く持つことができています。



でも、これまでセッションをやってきて、
たくさんの方とお話しさせていただくなかで、
ほとんどの人は、そうじゃないってことがわかりました。



多くの方が私と同じように、
親から否定された、受容されなかった経験を持っています。


そんな経験から、




「自分は愛されていない」

「自分は素晴らしくない」



って信じていたりします。


これらは、実は勘違いなのですが、、、
長く信じ込んでいるために、その癖をすぐに変えることができません。




じゃあどうしたらいいのか?

1つ目は、自己受容を意識する。

2つ目は、他者受容でその感覚を深めていく。


です。


1つ目は、いつも書いているので割愛します。


今回は、2つ目を掘り下げて解説しますね。
なかなか自分自身を受容できていない場合。

家族やパートナー、あるいはカウンセラーに
無条件に受容されることで、自己受容を深めることができます。



これに関連したエピソードを紹介します。

瞑想や脳科学の本をいくつも出されている
天外伺朗さんのメルマガから引用させていただきます。

「無条件の受容」についてです。


~~ 引用スタート ~~



私はそれを「無条件の受容」と名付けた。
これも、人を育てる重要なキーワードだ。

いまから90年以上昔の話だが、A.S.ニイルという人が
イギリスに、今でいうフリースクールのような学校を設立した。

すると、イギリス中から手におえない子供たちが続々と集まってきた。


嘘をつくし、盗みもする。
乱暴で破壊行為をし、すぐに切れる。

「小さな悪魔のようだった」


とニイルは述懐している。


その悪魔のような子が半年もすると、
天使のような幸福な子に変容する。



その秘密が「無条件の受容」だ。


ニイルがとった方策は、
一切の指導・叱責をせずに、子どもを
盗癖や破壊癖まで含めて丸ごと受容するのだ。


盗むたびに賞金を出したり、
ニイル自身が子供と一緒に盗みに入ったり、
学校の窓ガラスを割ったりといった、かなり極端な行為も行った。


「無条件の受容」を受けると子どもが変容する、
というのは深層心理学で裏付けられている。


ただし、「無条件の受容」は子どもの悪辣な行為に対して、
嫌悪感を抱かぬほど意識のレベルが高くないとできないので、
誰でもできるわけではない。


「失敗を許す」、「叱らない」というのも、
「無条件の受容」ができていれば、むしろ当たり前の態度になる。


~~ 引用終わり ~~


すごく学びになりますね。
ニイルさんは、まず子供を無条件で愛しました。

そんな彼の「あり方」によって、子供が癒されて、
他人や自分を傷つけるような行為をしなくなり、
天使のような幸福な子に変容していったわけです。


このように他者から受容されることで、癒されていきます。

なかなか自己受容ができない人は、カウンセリングなどで、
ありのままの自分を受容してもらう体験をすることをおすすめします。
また私のクラスに定期的に参加することでも同じ効果が得られます。


そして、その「あり方」がわかったら、
自分の中の癒されてない子供を無条件で愛し、
自分の中の傷つきや未消化な感情を癒していきましょう。


自己受容が深まるにつれて、
自分を傷つけるような行為や思考が減り、
自分の中に眠っていた才能、情熱、パワーとつながることができます。


だから、まずは自分を安心させてあげましょう。


それでいい。

いていいよ。

全部いいよ。

ってダメな自分、できない自分も
まるごと認めてあげましょう。



自己受容の深め方については、
次回のメルマガで解説していきます。
ご興味ある方は、下記リンクからご登録ください。


私と一緒に「自己受容(=ヨガ)」を深めていききましょう
この記事があなたのお役にたてたら幸いです。

ありがとうございました。


昌生でした。



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