ヨガや心理学を学んでいくと、
自分がそれまで観なかった側面に気づきます。

例えば、人と比べて「劣等感」を感じたり、
認められたい!って言う「承認欲求」を感じていたり、、、
他にも、自分の影の部分にも気づいたりします。


正直に、告白します。

アマゾンのランキングが
上がると嬉しいし、下がると悲しい、
そんな小さな自分がいます。


「行為や結果(doingやhaving)で
存在そのもの (being)の価値は変わらない。」


などと書いておきながら、
やっぱり、他人の評価は気になっている。(苦笑)


そんな気づきがあったので、これから数日かけて、
アドラー心理学について、
私の視点で解説したいと思います。




「嫌われる勇気」50万部以上の大ヒット!!
(まだの方はぜひ読んでみて下さい。オススメです。)

この本がこれほど、売れている背景には、、、

私と同じように嫌われたくない人が多いに違いない!!

きっとそうだ!!


ということで、
他人の評価が気になる全ての人

この記事を捧げます。


またこの本に書いてある内容は、前回お伝えしたテーマ
「3つの幸福感」で言うと、3の「貢献感」による幸せと、
2の「今、ここ」による幸せついて書かれてます。

前回の記事はこちら。


つまり、アドラー心理学は、2と3の幸福感を高めることで、
より自由に、幸せに、自己実現していく方法であるとも言えます。

なので、既にヨガや瞑想を実践されている方にとっては、
共通点の多さに驚かれるかもしれません。


そして、、、

私の本との相性がいいと思います。
アドラー心理学の実践編のような要素が入ってます。

と、さりげなくアピールしたとことで、いってみましょう。


===


まずは、、、

アルフレッド・アドラーとは?


1870年~1937年
オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。

フロイト、ユングと並ぶ「心理学の三大巨頭」とも言われます。
フロイトが、他者の奥底に潜む真実を追究した人だとすれば、
アドラーは社会の中で自身がどう「自己実現」するか
心を砕いた人。「自己啓発の源流」とも言われてます。


===


このアドラーの思想の根底にあるのは、、、

「全ての悩みの根源は人間関係によるものである」


という考え方です。


われわれが抱える劣等感とは、他者との比較から生まれるもの。
つまり、「人間の悩み」は、「対人関係の悩み」であると断言しています。


そして、「対人関係の悩み」は、「競争」によるものであると言います。

「競争」することで、「他者」が「敵」に見え、
「他者」が「敵」に見えることで、世界が危険な場所のように感じてくる。


だから、
「競争」から解放されるためには、
「勝ち組」になることではなく、
その根底にあるモノの見方を変えること。



「人々はわたしの仲間なのだ。」


と、実感することだと言います。


つまり、

「他者」=「敵」


ではなく、

「他者」=「仲間」


という「モノの見方」(思い込み、固定観念)に切り換えること。
それで、世界の見え方も変わるよ、と言っているわけです。



たしかに、相手を「敵」と捉えると、
そのような現実が目につくようになり、

相手を「仲間」と捉えると、
そのような現実が目につくようになります。


この世界は巨大な鏡。

現実を変えたければ、
外側(投影先)ではなく、
内側(投影元)からという事ですね


例えば、
「他人」が「仲間」であるならば、
「他人」の成功も、自分のことのように喜べます。


でも、
「他人」を「敵」だと感じているなら、
「他人」の成功は素直に喜べません。

それどころか、
「嫉妬」や「劣等感」を感じることになります。

そんな「嫉妬」や「劣等感」を感じるのは、
自分が、相手を「敵」だと感じて、「競争」しているから、、、。


だから、「負けた」と感じてしまって、
「惨めさ」や「劣等感」といった
感情&身体感覚が発生するわけです。


仮に、ここで、「勝った」と感じても、その勝利も一時的なもの。
栄枯盛衰、諸行無常、上がったら下がるのがこの世の常、
やがて、「負ける」日がやってきます。


つまり、「勝ち」も「負け」もコインの裏表。
だから、この世界の優劣や上下関係ではなく、
根底にあるモノの見方(パラダイム)から変えていくことが大切です。


「競争」する原因となる「モノの見方」、
「人々は敵である」を、「人々は仲間である」に、
変えることで、「競争」から解放され、、

「与える」、「分かち合い」の精神に切り替わり、
社会と調和して暮らせることができるようになる。

と、アドラーは言います。


そのために、彼は、

「自己への執着」から、「他者への関心」に切り替える

ことを、ススメています。



「自分が認められたい!」(=自己への執着)から、

「何を与える事ができるだろう?」(= 他者への関心)に、

意識をフォーカスするようにしていく。



これによって苦しみから解放される。

そのような行為や在り方によって、
「ここにいていい」という所属感(=共同体感覚)が増してくると言います。


===



文字で書くと簡単ですが、
実践するのはなかなか難しそうですね。

これらは私も実践中です。

例えば、日常生活で、相手に「劣等感」を感じた場合、
自分が「競争」していたことに気づきます。
で、相手を、「仲間」だと思うようにしています。

具体的には、

「自分と全く同じ、悩み苦しみから解放されたい一人の人間」

「自分と全く同じ、幸せになりたい一人の人間」

「自分と全く同じ、感情的になったり、
落ち込んだりしたことがある一人の人間。」

「自分と全く同じ、夢や願いがあって、
愛する人、大切な人がいる一人の人間。」


と想像して、自分と同じ人間(=仲間)だと感じるようにします。
(私の本では、慈悲の瞑想が効果的です。)


さらに、本を書いていたとき、
何かを発表するとき、人の評価が気になりだした場合、

「自分が認められたい!」(=自己への執着)という思いを緩め、
「何を与える事ができるだろう?」(= 他者への関心)に意識を向けます。

すると、「不安」や「恐れで」はなく、
「思いやり」、「分かち合いの精神」を動機に表現することができます。


そして、自分の悩みやコンプレックスも、

「何を与える事ができるだろう?」(= 他者への関心)

という視点でみれば、ものすごいギフトになります。
その体験や性質によって他人を励ましたり、共感できたり、
つながることができるのです。

そもそも、こういうことを書けるのも、
私がコンプレックスがあってり、悩んだりした経験があるお陰です。

人生で何一つ意味の無い事は起こらない!

起こることが全ていいこと!


と、この分野に関しては、
書くと止まらなくなるので、そろそろこの辺で。


ではでは、また明日も、ヨガ・瞑想講師の視点から、
アドラー心理学「 嫌われる勇気」をまとめていきまする。


信愛なるあなた(=仲間)の参考になれば嬉しいです。


昌生でした



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