さて、前回の続きです。

変えられるもの4つのものと、
変えられないもの4つのものというテーマです。

「ニーバーの祈り」をもう一度引用します。


ーーー


神よ

変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。


変えることのできないものについては、

それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。



そして、
変えることのできるものと、
変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。


ーーー


じゃあ、
「変えられるもの」と、
「変えられないもの」って具体的に何なのか?


というテーマでお届けします。




結論から言うと、、、

「変えられるもの」は、「自分」と、「未来」
「変えられないもの」は、「他人」と「過去」です。




聞いた事があると思います。

「他人」と「過去」は変えられないけど、
「自分」と「未来」は変えられるって。


他にも、


「他人」のことはコントロールできないから、
相手を変えたければ、まず「自分」が変わらなければいけない


とか、


既に終わった「過去」のことを後悔しても仕方ない、
変えられる「未来」にフォーカスしましょう


ってよく言われていると思います。




そう、自分と、未来は変えられる。


で、心理学を学んでいくと、、、さらに自分の中にも
「変えられるパート」と、「変えられないパート」があるようです。




「自分の中の変えられるパート」は、
「思考」と「行動」です。


「自分の中の変えられないパート」は、
「感情」と「生理反応」です。




「思考」と「行動」は、
自分の意志の力で変えることができます。


例えば、
違うことを考えようと思ったら、考えられるし、
違うところへ行こうと思ったら、行く事ができますよね。

「思考」と「行動」は、比較的コントロールしやすいんです。



でも、その一方で、
「感情」や「生理反応」は、自分の思い通りに変えようとするのは難しい。


例えば、

ものすごく落ち込んで、悲しいとき、


「悲しまなくていいんだよ。」



って心に言っても効果はありません。
むしろ逆効果だと思います。


それでも、 無理に変えようとすると、
未消化な感情は潜在意識に抑圧されます。

後々、その感情が投影されて、
周りに問題や嫌な人として現れるようになって
結局、生きづらくなってきたりします。


「感情」や「生理反応」は、無理に変えようとするより、
ありのまま受容していったあげたほうがいいというのは
こういった性質の違いがあるからです。




だから、 心の健康や成長のためにも、
内側から自然と湧いてくるものは認めてあげたほうが健全です。





ここまでをまとめると、、、


「変えられる4つのもの」


1 自分

2 未来

3 思考

4 行動



「変えられない4つのもの」

1 他人

2 過去


3 感情


4 生理反応



です。


ーーー


ここで前回の話とつなげます。


鳴り止まない騒音、、、
私がどう対処したのかシェアしますね。



まず、見極めていきました。

変えられるところと、
変えられないところは何か?


で、「行動」レベルでは、
窓を半分締めて音楽をかけましたW


次に、「思考」レベルでは、捉え方を変えました。

具体的には、、、


「思い通りにならない出来事を通して、心の器を養っていくチャンスだ」


「これは、プラティヤハーラ(感覚のコントロール)の練習になるなぁ」


といった枠組みで捉え直していきました。


こんな風に、「行動」と「思考」を変えたとしても、
やはり、不快な「感情」や「生理反応」は浮上していきます。


イライラやがっかりは消えない。


それはしょうがない。


変えられない現実に抵抗すればするほど、
摩擦が起きるだけなので、受動モードに切り替えていきました。


「そう感じるのは当然だよ。それでいいんだよ。」


その湧いてくる、感情や感覚を受容し、
なるべく心を開いて、今の状況を歓迎していきました。


そりゃ、無念無想の境地になったり、
深い瞑想状態になるのは気持ちいい。

身体も調子がよくて、軽くて、強くて、
柔らかいほうがいいし、目指そうとはします。


でも、そうじゃない場面、
それが自分の力で、「変えられない」時にも、
練習の成果が試されているような気がします。



もう一度まとめると、、、




「変えられる4つのもの」


1 自分

2 未来

3 思考

4 行動



「変えられない4つのもの」

1 他人

2 過去


3 感情


4 生理反応



です。


ーーー

あとがき&お知らせ



努力(doing) & 放棄(being)


この2つの方向性がヨガでは重要だと言われています。



とくに私は、
「放棄(being)」の感覚を
ヨガから教わって楽になりました。


なぜなら、父親からずっと


「頑張れ!頑張れ!!」


って、言われ続けてきたからです。


その「頑張れ」の裏には、

「今のお前ではダメだ」(=だから凄くならなねばならない)

と言った、裏の意味も含まれていました。
だから、今の自分はダメだってどこかで感じてたし、
その自己否定や劣等感をエネルギーーにして努力(doing)してきた。


でも、それだけじゃ幸せになれないって気がついたんです。


だからこのブログでは、
放棄(being)や「受容」をテーマに書いてきました。


最初は、自分のために学んだことをただ書いているだったのですが、、、


「毎日、ブログ楽しみにしています!」


「すごく楽になりました!!」


というお声を頂くようになりました。


毎日のように励まし&共感のメッセージいただくようになり、
気づくと、ブログを書くのがとても楽しみになっていました。


本当に感謝でいっぱです。


現在、毎日更新していたのですが、
しばらしくの間ブログ更新の頻度を下げようと思ってます。

理由は、出版に向けて、執筆活動に専念するためです。
また詳細やWSのお知らせが決まりましたらUPしていこうと思います。


これまで読んで下さり、本当にありがとうございました。


感謝を込めて

昌生より



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