沈黙。 | 小堀正博ブログ

沈黙。

映画「沈黙」を観た。

なんやろ、すごく考えさせられる内容。

理解出来る感情とそうでない感情が入り交じる。

ただ、人間一人一人にはそれぞれ生きるための心の支えや柱がある。

それぞれの心の中にある真理に従って、行動を起こす。

でもその行動は、本当に正しいものか分からない。

ガンディーが、神が真理ではなく、真理こそが神だと言ったとされてるが、解釈は間違ってるかもやけど、この沈黙を観てその言葉がスッと心に落ちてきた。

その立場に立ったとき、僕ならどう行動していただろうか。

その行動が望まれず、むなしい結果を招くと分かっていても、自分の心に素直に生きるのか。

何か守るべきもののために自分の心に蓋をするのか。

どうなんやろ。

本当にあんなことがあった時代や場所があったと思うと信じられない。

だから最初はただただ歴史の話のイメージで観ていたけど、ただただそれだけではない。

人間として生きる以上、いつの時代、どこの場所でも誰にでもそのような葛藤はあるはず。

怖いなと思った。

沈黙というタイトルにも奥深さを感じた。

まだご覧になっていない方は是非ご覧下さい。