厚葉君が代蘭

普通はユッカ(yucca gloriosa)と呼ぶがリュゼツラン科イトラン属の常緑低木。

私はこのユッカに興味を注ぐのはこの時期(花が咲く)ときで、普段は余り振り向かない。
小学校や役所等に必ずある植物でこの和製の名前を知って「なるほど!ガッテンダー」と納得がいく。

君が代蘭は「主なる神の蝋燭」とも呼ばれ明治の終わりごろ渡来してこの名がついた。

そういえば、ろうそくの炎にも似ている。

花が開らかないのも珍しいが、子沢山の花が次から次へと一杯咲くことから、「君が世」代代これでは安心だという説もあるそうだ。


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私はこの花が咲くと「おはぎ」を食いたくなる。ダウン

甘党の私は洋菓子より和菓子がいい。萩の花の色があずきに似ている?それからきたのか!えっ

万葉集のせいか!秋の七草は清楚な感じがする。シラー

秋の野に 先たる花を 指折り かき数ふれば 七草の花 

   萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花  

山上憶良の歌だが下の歌は旋頭歌(せどうか)で5,7,7,5,7,7で詠む 。 

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  尾花はすすき、葛花はくず、朝貌はあさがおでなく桔梗を示す。
 秋の七草は山上憶良が選定し、その七草が今日に至っている。
今なら女郎花(おみなえし)の代わりに、外国から入ってきた背高泡立ち草が黄色く色づいているが・・・・・・・こちらはお邪魔の七草である。プンプン

山上憶良といえば此方の歌のほうがよく知られている。
まさに、私のように漠然とこの年まで生きてきた人間にとっては、まさにうってつけの歌である。

   をのこやも空しかるべき萬代に語り継ぐべき名は立てずして