先日、アメリカン・トラッドの歴史を書かせて頂きましたが、現在もアメトラを一番知っているのがデザイナーの「トム・ブラウン」と言われています。
私は、トム・ブラウンというデザイナーは、突拍子も無い発想の服を発表する異色のデザイナーとばかり思っていました。
なので、以前アメトラの代名詞であるブルックス・ブラザーズのデザイナーに就任したというニュースを聞いたときに「なぜ?」と思ったくらいです。
しかし、トム・ブラウンこそが、現在のアメトラをよく知るデザイナーと言うことだったんですよね。
本当に知りませんでした。
アメトラ的なファッションは、ビジネスでとても利便性の良いスーツとなるのだと思いますね。
堅苦しだけの英国調のスーツよりも、どちらかと言えばソフトで機能的なイメージに感じます。
昔、ブルックス・ブラザーズのスーツが好きなお客様からスーツを借りたときに、通常ではあるジャケットのプリーツが無かったりしてソフト感を出していたのには驚きました。
今はまた違うと思いますが、形式にとらわれず、それでいながら普通なデザインのスーツという印象があります。
このような感覚のファッションに惚れ込んで永く愛用する人も多いのだと感じましたね。
アメトラの歴史も面白いですね。