またまた小耳にはさんだ音楽 | 林正子のブログ

またまた小耳にはさんだ音楽

いや~、今日も、今この瞬間も、いろんなジャンルの音楽家が
冒険を試みているんだろうなと感慨に浸りつつ・・・・。

前回ロンドンフィルが、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」を
カバーしていましたという話を書きましたが、
今日もカーラジオで新たなチャレンジを小耳にはさみました、

今日はフラメンコの音楽。


みなさんは、
「Killing Me Softly With His Song」 という曲をご存知ですか?、



というよりは、きっとご存知でしょう!


一番知られているところでは、
ネスカフェのCMで使われた曲、というところでしょうか?



1973年にロバータ・フラックが歌ってビルボードの1位を獲得した曲です。


ほら、なんとなくこの曲が聴こえてきたでしょ?


この、いかにもアメリカの70年代のポップ曲に果敢に挑戦していたのが
ひとりのフラメンコ歌手(カンタオーレ)。
Pitingoというアーティストが歌っているようです。



カンタオーラ特有の節回しを入れつつ、
アメリカン・ポップ・ソングをぐぐっとフラメンコ音楽に仕上げていました。

スペインの作曲家ロルカの曲などは、
クラシック歌手とカンタオラの双方によって歌われますが、

カンタオラが歌うと、それは歌というよりは語りの要素が多くなるので、
違う曲のように聴こえます。。。



「キリング・ミー・ソフトリー」が
まるで「ボラーレ」みたいになってる!



やはり、違うジャンルの音楽家によるカバーは、
良い曲の最善のリサイクル方法なような気がします。



ちなみに、
1971年にチャールズ・フォックスによって作曲され
ロリ・リーバーマンによって歌われたのに関わらず、
オリジナルではヒットしなかったこの曲が
なぜまた日の目を浴びたのか?



それは、たまたまロバータ・フラックが乗り合わせた
飛行機のBGMにこの曲が使われており、
気に入った彼女がカバーを希望したそうだからです。


・・・


そういえば、ワタシがマイケル・ブブレに恋に落ちたのも、
飛行機のBGMがきっかけだったっけ・・・・ひらめき電球