夏の終わり・・・

宿題といえば

さて読書感想文でも書こうか。







This is a 読書感想文

「黒死館殺人事件」  3年B組 赤岩雅紀


わっけがわっからん。でも美しい。
以上。






と    に   か   く
直観操作だったりシンプル至上主義の現代
エンドには左的あたまをほとんど使わせない今


普段使わないアタマから目から煙が出そうな作品
とても刺激的だった。

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作者は小栗虫太郎。
同時期に江戸川乱歩。
江戸川乱歩の怪人20面相シリーズはガキの頃読み漁ったなぁ~


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正直、今夏も数ページでタウン。
ずっと家にあってちょっとずつ読んでいるんだけどね。

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日本三大奇書と呼ばれる一冊。

衒学-ペダントリー

心理学、医学、薬学、神学、宇宙天文学、語学、中世歴史学、詩学
ありとあらゆる学問から夥しい(おびただしい)数の専門用語の雨霰が容赦なく襲ってきます。




どMにしか読めないよ。



平たく言うと、頭はいいけどウンチクの多い
常に難しい言葉で煙にまくような喋り方をしているひといるでしょ?



そんな主人公(探偵)が、黒死館という古びた洋館でそこに仕えるカルテット(弦楽四重奏)の女性やその周りのひとが殺されていくんだけど、



事件が起きてもすぐにかけつけず、紋章学の本を読み始めたり
推理はアインシュタインとジッターの宇宙論に及んだり、
死体と部屋の位置相関からそれを宇宙にみたて太陽系の内惑星軌道半径が
殺害の仕組みと判断したり



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とにかく知識の装飾として甘美。
まだ全然読めていないけれど、日本の文学史に残る名作であれば
読み詰めたい。






長い音節-シラブル-が、量において二つの短い音節-シラブル-
に等しいというのが原則で、それに、頭韻-アリテレーション-・尾韻-エンドライム-・強音-アクセント-などを按配した抑揚格を作って、詩形に音楽的旋律を生んでいくのです~



と云うのは、thriceを避けて前節のBanと続けたBanthriceが、Banshee(ケルト伝説にある告死婆)が変死の門辺に立つとき化けると云う老人ーーすなわちBanshriceのように響くからなんですよ。



ポープの「髪盗み」の中で一番道化ている以上に空想が働き男自ら妊れるものと信ずるならんーーを引き合いに出して毫も心中策謀のないのを、貴方に仄めかしたのです。



ところで支倉君、君は砒食人という言葉の意味を知っているだろうね。
ことに中世の修道僧が多く制慾剤として砒石を用いていたことは、ロール媚薬(ローレル油に極微の青酸を加えたもの。痙攣を発して一種異様な幻覚を起す自瀆剤)などと共に有名な話しなんだ。~したがってサントニンによって浮腫や発汗が皮膚面に起こると当然、そこに凝集している砒石の成分層がピッチブレンドのウラニウム放射能をうけなければならないだろう



こんな感じ。
打っててクラクラする。



それは甘美な眩暈と倒錯なんだけれど。



でもね、映画や音楽や絵画に存在する一種の様式美。
例えば、楽譜などは実際に奏される音楽とは無関係に
その楽譜の描き方自体がアートなものもある。




素晴らしき図形楽譜の世界


ロシア語で使われるキリル文字とか
意味分からないけど、象形的で美しく感じる。




と   に   か    く
疲れた



この長文もアプリが落ちて
文章が消え
心が萎えた。





読みものなんてそんなもんだ。


PS

この本を読んでピアノが「洋琴」って書くのを知った。(笑)
漢検1級レベルらしいよ(笑)


長文読んでくれてありがと♪
お付き合い感謝


実は少し酔っているんだけどね








途中だけど夏休みの宿題、提出。


この世が退屈なひと
読んでみてください、


どうぞ






赤岩雅紀