いじめを題材にした物語から

目が離せません。


胸が締め付けられますが、

いじめがなくなってほしいから、

目を背けたくはないのです。


 

女王の教室 』も、

そんな理由で見ていました。

 

わたしたちの教科書 』も、

そんな理由で見ていました。

最終回に限らず毎回

かなり感動しました。


子供の頃、私は

人一倍正義感の強い子だったと思います。

小学校では児童会長も務めていました。


目の前のいじめは

できる限り食い止めていたつもりです。


でもきっと、

抽象的で全体的なないじめに関しては、

知らないうちに加わっていたかもしれません。



小学校の同級生が、

エリアの関係で隣の中学へと進みました。

そして2年後、

いじめを苦に自殺しました。


この事実を、

私の人生の一部として忘れたくありません。


悲しい現実として、

いじめはなくならないものだと思います。

大人になって社会に出ても、

いろいろな意味でのいじめが存在しています…





今、いじめられているキミへ。



「世界を変えることは、できますか?」

という質問が『わたしたちの教科書 』の中で

何度もくり返されていました。


変えるものではなく、

世界は変わるものです。

諸行無常

色即是空

今が永遠に続くことはないんです。


人間も変わるでしょう。

でも、自分の思い通りにはできません。


いちばん簡単に変えられるもの。

変えなければいけないもの。

それは、自分自身です。

服装、ヘアスタイル、考え方、環境……

自分を変えることで、

世界が自分に少し優しくなるかもしれません。



学校はあなたにとって

行く権利のある場所であって、

行かなければならない場所ではありません。


義務教育とは、

大人が子どもに教育を受けさせる義務です。

いじめを受けているキミが悪いのではなく、

対処できない大人が悪いのです。


だから、逃げてもいいんです。

それは、負けることではありません。

新しい人生を切り開く第一歩です。

過去の自分や未来の自分のために、

「いじめ」という壁に押しつぶされないでください。


絶対に諦めてはいけません。

人生はまだまだ続くものです。

学生時代は、その一部でしかありません。


今は壁の向こうは見えないかもしれないけど、

必ず壁の向こう側には新しい世界があります。

想像してみてください。

いじめを乗り越えて大人になったあなたを。

きっと、人の痛みがわかる

優しい人間になっているはずです

強い人間になっているはすです。


いじめられたという経験でしか得られない

大切なものや、

いじめを乗り越えることができた

キミにしかできないことが

きっとあるはずです。




今、いじめているキミへ。


自分自身に置き換えることができないなら、

弟や妹でもいい、

好きな人でもいい、

将来出会う自分の子どもでもいい、

その人がいじめられていること想像してみてください。


いじめられる痛み、

いじめられる苦悩、

いじめられる毎日、

いじめられる人生……


自主的にいじめてないとしても、

なんとなく流されているだけでも、

罪は罪です。

なんとなく流されて万引きをしても

罪は罪なのと一緒です。


あなたはずっと流され続けますか?

何となく受験して、

何となく就職して、

何となく結婚して、

何となく死んでいく。

そんな人生を望んではないはずです。




勉強、暴力、失恋、痴漢…

理不尽なことが起こるかもしれません。

でも、それを他人にぶつけてはいけません。

ぶつけた瞬間にあなたは、

理不尽を付きつける側にまわってしまいます。

ネガティブな連鎖は、あなたで止めてください。

止めた瞬間にあなたは、

理不尽と戦える存在になるのです。




何より、

いじめをしていて本当に快感ですか?

葛藤や良心の呵責があるのなら、

あなたが自分自身を苦しめているのと一緒です。

自分で自分をいじめているようなものです。


そして、いじめを続ける限り、

いつ自分がターゲットになるかという

恐怖もつきまといます。



いじめを無くしたい。

そういう同じ想いの仲間を見つけ、

目の前でいじめが行われているという

現実と戦ってください。

共同戦線を張ってください。


その壁を乗り越えられたなら、

こらからの人生で起きるどんな障壁にも

きっと立ち向かえるはずです。



今はしょうがない。

そう思っても仕方ない状況なのかもしれませんが、

そういう現在の連続が人生を作っていくのです。


プロポーズ大作戦 』を見て、

感動した人はいませんか?

“明日やろうはバカやろう”w


昔に戻って過去を変えることはできません。

でも未来は、

来学期は、

来月は、

明日は、

今を変えることで変わるものなのです。


何でもでもいいから、

少しずつ変えていきませんか?





…いろいろと偉そうなことを書いてしまいました。

申し訳ありません。

でもここに書いたことは、

私自身への戒めでもあるので

どうか許してください。


こんなことをここに書いても、

何かが劇的に変わることはないでしょう。

でも、何かをしなければ自分は変われないのです。


この文章は今後も推敲を重ね、

ことあるごとに

自分でも読み返したいと思います。




先日『ライフ 』が始まりました。

録画して、飛び飛びでもいいから、

見ていこうと思います。



※この記事の“コメント返し ”を設けました。
http://ameblo.jp/masahikotaira/entry-10038918203.html




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