切なくて、たくさん泣いてしまった。

北野武監督の恋愛映画。

恋愛映画といっても、『世界の中心で・・・』とかそういうのでなく、愛の映画。

文学的で私は好きです。

まぁ、確かに外国人ウケをねらった的な感も否めませんが。

3つのストーリーが交差して話が進められます。
どこかで、リンクしているのか?と思いながら見たけど、ストーリーの繋がりは何も無かったようで、少し残念でした。

どれも切ないストーリーなのですが、印象的なのは西島秀俊と菅野美穂のストーリーでしょうか。

西島秀俊って、切ない役が合いますね。

一人の男性を愛しすぎて廃人になってしまった女性とその罪悪感から抜け出せない男性のストーリー。

春夏秋冬ずっとずっと歩いている。

日本の四季の美しさとそれに伴う服装が日本の美をアピールしている感じ。

それはそれでいいと思うけど。


また、アイドルを命がけで愛しすぎたファンのストーリーと、あるヤクザをひたすら待ち続ける女性のストーリー。

共通しているのは、全て愛しすぎた所かな。


内容だけを単純に見れば、非現実的であり突っ込み所満載だろうが、そこを追求する作品ではないと思う。

いい作品でした。

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