さて、今日は暇なので外貨についてもお話したいと思います。
いま巷で円安の時代が到来しつつあるって話はご存知でしょうか?
日本は経常黒字だったのですがそれがついに経常赤字になってしまい、円の信用が落ちています。
貿易収支も赤字が恒常化しつつありますのでそれも影響していますね。
今までの日本のイメージは政治はダメでも国は安泰というのが海外のイメージでした。
しかしながら長く続いた政治の怠慢、欧州問題、震災、追い討ちをかけるように原発問題が発生。
これによって国益が減少してしまいました。
日本は海外の債権を世界一保有している国で、それの利息で生きているようなもんなんです。
そして得意の車産業で生きていました。ですがこの円高でついには車業界も低迷。
失業者が増える→金がない→消費が減るというデフレになりました。
それを続けてきたことによってついに経常収支がマイナスに。
経常収支がマイナスってことは相当マズイんです。国が赤字ですから国民も当然大変です。
税金は上がりますがそれでも足りません。もっと増えることは想定しておかなければいけません。
で、海外の投資家達の見方もついに変化してきました。
75円をつけたドル円ですがそこから国が介入してきたりするのでそこからはさすがに海外勢も売り込めません。ここは将来的にも割ることはないと思います。さらに恒常化した貿易赤字。
経常収支マイナスというのもあって円を買っていた連中は手仕舞い。
円を売る動きを強めています。長期線も長く続いた円高に終止符を打つようなチャートを示しています。
ここから長く続いた円高局面からの切り返しに備えるべきです。
下がっていたものは上がるのです。
長期金利も今はスゴイ低いですがこれもいずれは底打ちして切り返していくと思います。
我々に関係あるのは住宅ローンですね。変動型は要注意だと思います。
上がる時は一気にあがりますからね。
株も上がると思います。
貿易国ですから円の価値が下がるのはプラスなのです。
不思議ですよね。国の力=円の値段の高さではないのですから(笑)
株なら輸出に関連した銘柄を選ぶ。
外貨なら円売りで攻める。
こういった作戦で大きな円高はないと思って相場に臨んだらいいと思います。
それでは。