18時に始まってお店を後にしたのは23時30分。
330分の夢のように楽しい時間。
またいつの日にか、よろしくお願いします、皆様(^-^)
さて、この会の様子はすでにooisotaroさん、緑家さん、utaさんが素晴らしい記事を
書いてらっしゃいますので、どうぞそちらをご参照ください。
ここから先、私が書く記事よりワインについてもお料理についても良くわかること
間違い無しです!(キリッ)
この宴に東西から集結したワイン達はこちら。
この日のワインは皆コンディション抜群のものばかり。
ブルゴーニュとリースリングの神様がにっこり微笑んでくれた日でございました。
①Champagne Blanc de Blancs Brut Le Mesnil 1997 (Salon)
②Riesling Grosses Gewaechs im Sonnenschein "Ganz Horn" 2010 (Weingut Oekonomierat Rebholz)
③Pouilly-Fuisse "Juliette la Grande" 2000 (Cordier)
④Nuit-Saint-Georges 1999 (Louis Fleurot)
⑤Richebourg 1992 (Remoissenet)
⑥Chambertin Clos de Beze 2000 (Jean Raphet)
⑦Maximin Gruenhaeuser Herrenberg Riesling Trockenbeerenauslese 2009 (C. von Schubert)
(ooisotaroさんのブログより無断拝借(^-^))
グラスに注いだ瞬間テーブルに漂う芳香に一同うっとり♪
高貴という表現が本当に似つかわしいボトルでございました。
深いコクとそれを支える綺麗な酸。
ブランドブランなのに後口に仄かに赤葡萄を感じる。
griotteさんの「シャンパーニュのブショネは伝染するのではないか」
というご自身の経験をもとにした仮説が非常に興味深かった。
グラスから漂うマスカット、白桃、柑橘系果実など摘みたてのフルーツバスケット
のようなフレッシュな香りに我々夫婦はしてやられました。
妻曰く「香水のような香り!」。
さすが緑家さんのボトルは日本にころがっている凡百のリースリングとは
レベルが違いますな。ああ、緑家さんがご近所に住んでらっしゃったら
いつもこんな美味しいリースリングが飲めるのかしら。
ちなみに氷見産寒ブリと大根のガトー仕立てとは、ブリの独特のクセを
リースリングの甘みがうまく包み込んでくれて良い相性でございました。
グラスに注がれた当初は果実の甘みをギュッと凝縮したようななんとも濃密な味わい
に比べて、香りは若干酸化が進んだヒネが入ったようなちょっと逝ってるかな?
と思えるもので、とてもアンバランスな状態。
しかしgriotteさんが「これは時間たつと香りが生き返ります」とおっしゃったので
しばらく置いておいたところ、ある瞬間に霧がはれるように甘い香りが湧き出てきた
のにはびっくり。恐るべしgriotteさん!非常に興味深いシャルドネでした。
こちらはフォアグラのミルフィーユ仕立てにベストマッチ♪
赤3本はブラインド。99年の村名までは事前に知らされてたのですが
これはなんかムクムクと雲がわき上がってくるようなパワーを感じますな。
状態は素晴らしく良い上に、秘めたるポテンシャルが凄い。村名を軽く越えてます。
凝縮感があり土くさく男っぽい味わいは、てっきりジョセフ・ロティの
ジュブレ・シャンシェニと思ったんだけど大ハズレ( ̄* ̄;)
この作り手さん、今は日本に入ってないようですが真面目な造りで良いですね。
この先どんな変化をとげてゆくのか非常に気になりますが、
これが最後の一本とのこと。
貴重なワインをありがとうございました、ooisotaroさん(^-^)
飲んだ日:2012年1月21日
インポーター:ボーヌのショップから空輸
Domaine Jean Raphet Chambertin Clos de Beze Grand Cru 2000
インポーター:Nutty Selection(久和物産)
色々悩んだのですが、王道かつ料理に寄り添うエレガント系でとこの2本をチョイス。アキュイールでこのメンツ、失敗はできないので昨年飲んで状態確認してるルモワスネと状態が悪かろうはずがないナッティさんのラフェ。
リッシュブールは昨年同じボトルを飲んで香りが素晴らしく味わいはちょっと細めの薄旨出汁系だったので、クロ・ド・ベーズの前にあえて順番を持ってきた。
まず香りで楽しんでもらって、最後はどしっとした味わいで締める、ってなことを目論んでいた訳です。
リッシュブールは1週間前にお店に送っておいたせいか、当日持ち込みの昨年よりも落ち着いており、抜栓当初はちょっと眠り気味だったがすぐに目覚めて全開に。
スケールは小ぶりながらGCとしてふさわしい色気をもったブル。
そしてクロ・ド・ベーズ。
これが予想外に濃く硬い!同じインポーター経由の同VTの他の銘柄(GC含む)は柔らかく甘い果実味で飲み頃だったのだけど、この銘柄は異質でありました(汗)
あと5年は寝かせたい印象。
テイスティングした後、デキャンタージュしてもらえば良かったかも。。
幸いメインの鴨のソースにはあったものの、冷や汗ものでございました(´Д`;)
まってました!甘口リースリング!
なんとも上品な甘さ。甘さに上品や下品があるのか!とつっこまれそうですが
あるんです、これが。こればかりは体感しないとわかりません。
しかし何故こんなに甘いのに、後口がさっぱりとするのだろうか?
そして何故こんな美味しいのに「酸が不足している」と
緑家さんとgriotteさんは顔をつきあわせて悩んでいるのだろうか?(^-^)
どうやら甘口リースリングの森はかなり深そうで一度迷い込んだら一生出られそうにないので、
私は踏み入れないように注意しなければ!と固い決意をしたのでありました。
さてこの日のもう一つの主役であるお料理はこちら。
もう期待に違わぬ素晴らしさでありました。
一見オーソドックスにして細かい工夫と挑戦が随所にされている繊細な味つけの
お皿は、私のストライクゾーン。
試験管とか妙ちきりんな小皿がいっぱいでてくるとか、今流行の味以外の部分での
ケレン味が一切ないところも好感がもてます。
しかも東京に比べて格段にお安い!
私の心の再訪したいお店リストにしっかりとアキュイールさんの名が刻み込まれました(^-^)
Amuse 安納芋のタルトレット、トピナンブールのブルーテ
Amuse 鮑のロワイヤル
Entree 氷見産寒ブリと大根のガトー仕立て
Entree 鱈の白子と玉葱のコンソメスープ
Entree フォアグラのミルフィーユ仕立て
Poisson 甘鯛のポワレとオマール海老のリゾット
Granite エルダーフラワーのグラニテ
Viande 岐阜県養老産小鴨のロースト
Fromage モンドールとジャガイモのピューレ
Dessert 苺のヴァシュラン アキュイール風
Dessert バナナのタルト キャラメルソース
Dessert ショコラのテリーヌとピスターシュのスープ
Cafe
Mignardises
(ooisotaroさんのブログより無断拝借)