長崎にて。 | ワインの時間

ワインの時間

おもに週末に飲んだ(週末しかのまない?)ワインのことを記録がわりに書いていきます。
子供が生まれてから更新が滞りがちです。そしてもはや高いワインは買えませんので、高級ワインやレアワインは滅多にでてきません(^^ゞ

2週間のごぶさたでした。皆様いかがお過ごしでしょうか。
色々とバタバタしておりましてブログを更新を思いっきりさぼっておりました。
しょうがないさ、人間だもの。
”人間だもの” ああ、なんて便利な言葉。ほぼすべての事がこの一言で解決しますな。素敵。
でも”only one"とともに近年開発された、人をダメにする言葉でもありますな。用心用心。

さて、時計の針は5月14日の金曜日に戻ります。
実家のキッチン、おフロにとうとう限界がきまして(シロアリでやられつつ、昔の造りなので高齢になった母にはちと危ない)ついにリフォームすることになり、その打ち合わせを土曜日に長崎で行うのでこの日の夜仕事を終えて島原の実家へ。
途中、江口酒店さんでこの季節に美味しいさっぱり系の白を仕入れ、滞在中2本程いただきました。
どちらも魚にもあって旨かったっす!

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DOMAINE du MOULIN ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール・ ソーヴィニョン2008
飲んだ日:2010年5月14日
インポーター:ラシーヌ

青リンゴ系の香りで酸味も充実。旨味もちゃんとあります。グイグイ系の白としてこの季節いいっすね。価格も1500円ぐらい?でナイスCP!

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Le Vinsans Ricard Le petiot 2009
飲んだ日:2010年5月16日
インポーター:ヴォルテックス

こっちは上のワインに比べると少し丸い感じかな?その分飲みやすいけど飽きやすくもある味。
思いっきり冷やし目が美味しい。こちらも1500円ぐらい。十分満足。

で、翌日の土曜日は母と長崎へいって打ち合わせをすませたあと、「1er cru」というフレンチのお店を訪問しました。こちらは4月に御会いしたhirozeauxさんからお聞きしたお店。hirozeauxさんもまだ未訪問とのことなので、私と母が偵察部隊としてやってきましたよ♪

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鍛冶屋町のちょっと奥まったところにある、テーブルが4つほどのこじんまりとしたお店は
シェフが集めたアンティークのカテラリーやドメーヌを訪ねた時の写真、珍しいワインのポスターがディスプレイされた落ち着いた雰囲気。オープンキッチンのためか換気の問題か、入店した時に若干煙っぽかったものの、居心地が良いお店でしたよ。
シェフがお一人でこなされてる(ホールはアルバイト?の若い男性スタッフが一名いらっしゃいます)ため、アラカルトはなく3つのコースのみのスタイル。
この日は一番高い(お大尽)9800円のコースを御願いしました。
メインは牛肉、鳩、鴨の3種類から選べたのですが、私は鳩、母は鴨に。
母にメニューを渡してしまったため、お料理の名前は失念汗

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カタツムリにみたいに2本ツノが見えてますが、これはアゲマキ貝という2枚貝。
うまく調理しないと少し臭みが出てしまうのですが、旨味と風味だけ美味くでていてグッジョブ!о(ж>▽<)y ☆
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お料理は非常に繊細な味付け。人によっては「ちょっと薄い。。」と感じるかもしれないぐらい。
私も最初口にした時には「塩をもう一振りしたい。。」と思ったものの、素材の旨味が充実しているのか食べ進むにつれて不満は無くなってきました。随分素材にはこだわりを持って仕入れられているみたいなのでその良さを生かした味付けだと思います(たぶん)。
なのでガッツリ系(フレンチでそれ望む人もあまりいないか(;^_^A)を望む人は無理です。中高生男子とかも無理。
シャンパーニュやブルゴーニュには非常に良く合うお味だと思いますので、お好きな方で長崎に行かれた際は是非どうぞ(^∇^) お昼にちゃんぽん、皿うどんを食べて、夜はここ、っていい感じかと。
(余談ですが、ちゃんぽんは四海楼が有名ですが激しく甘いので注意が必要。確かに元祖の味だと思いますが長崎以外の方はたぶん美味しく感じない方が多いと思いますので、江山楼とかの方が無難です。)
ワインは初めにグラスで白(ソーヴィニヨンブラン)をいただいた後、散々悩んでこのワインをボトルでいただきました。

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Juliette Chenu  Vosne Romanee1997
飲んだ日:2010年5月15日
インポーター:ヌーヴェル・セレクション
価格:13000円(通常15000円の所、最後の一本なのでお値引き価格)

とてもエレガントで押し付けがましい所が無い、良いワイン。
残念なことに香りのボリュームが非常に弱く、果実味も若干細めで少しピークアウト気味?
もう2~3年前に飲んであげたかった感もありつつ、食中酒としてはお料理にもとても良く寄り添って美味しかったです♪

ワインリストを見せていただきましたがブルゴーニュに関しては割と若めでオーソドックスなランナップでございました。価格は裾もので市場価格の2.5~3倍、上級キュベで2倍の値付け。
アルザスには面白そうなバックVTがちらほらありましたので、hirozeauxさんとお邪魔した時にはそちらを頂いてみたいですなぁ~(^∇^)
持ち込みも可、とのことなので、次回は一本持ち込ませていただこうっと。

最後は深田シェフにお店の外までお見送りを受け、次回は妻も一緒に訪問する旨お約束(*^▽^*)
母も満足したみたいで良かったです♪
母とも意見が一致したのですが、「現時点ではカミーユよりも総合的に満足感が高い」。
非常に残念なことですが、これが今の現実なのかもしれません。
お料理の方向性は若干違うのは判った上で、素材、味、お店の雰囲気、食器、ワイン等々色んなものを総合しての判断です。私としてはこちらのお料理の方が「生きてる」感じを受けました。
といいつつ、またカミーユにも伺うと思いますが(;^_^A 頑張っていただきたいと思います、ほんとに。

ということで、hirozeauxさん、海月さん、今度ご一緒しましょうね~!(*^▽^*)

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