今議会、意見書と言うのが複数の議員から提案されました。
意見書と言うのは各種行政機関に対し、大津市議会の意見を送付する手続きと言いますか。。。
3名以上の議員の賛成をもって、国などに大津市議会からこんな意見をお伝えしようと市議会に提出されるものです。
過半数をもって可決されれば、国などに送付します。
そして、今回、題名に書いた内容の意見書が提出されてきました。
私も、共同で署名をお願いされていましたが、
かなり、流動的な国会での動きにギリギリまで見定めたいとの思いから、署名はやめておきました。
さて、私は消費税増税自体を反対する考えはありません。
少子高齢化が続いており、社会保障費が右肩上がりで上昇しているなかで、
若者だけでは、社会保障を支えきれない事を理解しているからです。
例をあげて言うと、
社会保障を若者だけで支える未来を描くと、若者は所得の半分以上を税や年金、保険費などで持って行かれる将来が来ます。
頑張って、必死に働き、25万円稼いでも12万も手元に残れば。。。
なんて、将来を考えてみてください。
私はそんな時代が来たら、子どもたちや、これから生まれる子たちに、
「夢を持って生きろ」と真正面から言えなくなる。。。
お金だけではないとは思っています。
しかし、そんな未来は描きたくないので、
少しでも幅広い方々に負担をお願いできる消費税には反対していないと、まずは伝えておきます。
しかし、今の消費税議論
3党合意と言う言葉が躍っていますが、
消費税増税だけしか議論しておらず、他はすべて棚上げ状態。
ここで、少し図を貼ります。
下記をクリックで拡大してみていただければうれしいのですが
縦軸は金額 横軸は年代ですかね。
簡単に書いたもんですが、斜めの太い線が社会保障費の増加を表し
折れ曲がっている線が消費税での税収の上がり方をイメージしています。
詳しい数値は入れていないので、あくまでもイメージです。
また、消費税を増税した前後の駆け込み需要、落ち込み需要などは考慮していません。
まったくの、イメージ図と思っていただければありがたいですが、
今の議論がこんな感じと目で見るために書いてみました。
そして、
①は現状のまま
②は、私が消費税増税と同時、もしくは先行してやらなければならないと言っている社会保障費の改革
③は、今の消費税議論(名前は社会保障の一体改革としているが、消費税増税以外はすべて棚上げ状態に)
④は、本来の一体改革のあるべき姿と、政府内から時々持ち上がる社会保障の積み増し議論。
この議論だけは市民の皆さんにも絶対にNoと言っていただきたいと思っています。
そんなことで、私は消費税自体は反対しませんが
今の議論は間違っているとの思いから。
また、意見書も「いま」と、なっていることからこの意見書には賛成しました。
しかし、意見少数。
この意見書は国会には届けられることはありませんでした>_<