今の大津市は無責任だ。私はこの4年間ずっとそう感じておりました。
そして、一貫して持続可能な財政の堅持と将来世代との公平性を訴えてまいりました。
結論が先にあり中身が無い議論。
計画性が見えない運営。
過去からの踏襲ばかりで時代に合わない感覚など。
結果、大津市の財政は思っていた以上に悪い。
子どもたちに押し付けている将来負担に対しては、「国が認めたから。」「国が返してくれるから」とオウム返しのようなものばかり。
国の財政への理解と予測、そして対策など一つもない。
昨今、多くの大学や専門家等が危機感のない地方の有り方に警鐘を鳴らしているが、そういった声は届かない。
私はこのように感じ、大津市の体質を「根本から変えなければならない」と主張し活動してまいりました。
それは皆様の将来の生活を守る為であり、子どもたちの未来を守るためです。
財政縮小時代と呼ばれる時代に突入した現在。
私が前に参加した政治勉強会では、放置すれば子どもたちの世代は収入のうち、7割を「税」と「社会保障費」で徴収される時代が来るとのデータが示された事もありました。
そんな時代を向かえても、今までと同じように、「あの道路は私が通した。あの建物は私が。地域に予算を付けたのは私だ。」
さらには、「あれをやる、これをやる」と言うだけの古い政治を今後も続けていけば残された数少ない資源・資産もどんどん目減りしていくだけで、近い将来に本当に必要な福祉や地域育成、教育といった予算がどんどん削られる事に繋がります。
幸いな事に、大津市は個々の職員の能力は高く、職員の皆さんの能力が活かせられる体制でないだけです。
この体制を変えるだけで行政は生まれ変われると私は信じております。
また、南北に長い土地は効率こそ悪いが、発想を変えれば地域ごとに特徴があり、地域経済の活性には多くのメリットがまだまだ隠されています。
さらに市民の皆さんが育んでくださった地域の絆は他の大都市や、同じくらいの市と比べればまだまだ高い。
子どもたちも、地域の皆様が温かく声をかけ、見守っていただいているおかげで、真っ直ぐに育っています。
ある教育大学の教授が「大津市の成人式に出席する新成人は、長い式典の中でもざわつかず、しっかり聞いてくれている。これは大津市の規模の都市ではすごい事だ。大津市が有する地域の絆は、運動会や祭り、地蔵盆、その他の行事毎に。さらには日頃からの挨拶など、大人の皆さんが我が子だけでなく見守り、地域で子どもたちを育てていただいている事が、大人の話をしっかりと聞ける子に育つ要因ではないか」と分析されていました。
そう、大津市には今後の未来を創造するのに必要な、そして残したい資源・資産がいっぱい眠っています。
しかし、この地域力といった資産は、無秩序で自己の成果を広聴するだけの政治によって枯渇し始めています。
私は、市民の皆さんと共に古い政治を変え、大津市の未来をよりよく創造する政治を目指していきます。