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俺は通行人が言っていた変な集団を探すため、トレーナーと戦いつつ、奥に進んでいった。
まあ、オツキミ山を抜けるにはどっちにしろ奥にいかなきゃ駄目なんだけど。
そして進む途中、ついに。
しろひげ「ブルブルブルッ」
しろひげが、急に震えだした。
コウキ「どうした?しろひげ」
しろひげ「メキメキメキッ!」
しろひげが、ギャラドスに進化した。
コウキ「おお、とうとう!」
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随分奥まで進むと、やっとそれらしきやつらがいた。
あれだけダサい格好してりゃあ、いやでも目につく。
俺がジロジロ見てると。
下っ端A「ん、なんだお前は?」
からまれた
コウキ「いや、そんなダサい格好して何やってんのかなーって」
下っ端A「な?我らギンガ団の格好がダサいだと!?いい度胸してるな!」
ギンガ団、っていうのか。
見ると、下っ端はモンスターボールを構えている。
~~~~数分後~~~~
下っ端「ごめんなさい」
軽~~~くひねりつぶしてやった。
まあ、ジムバッジを持ってる俺に、下っ端風情がバトルを挑むなど愚の骨頂だ。
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その後も下っ端たちをケチョンケチョンにしていき、いつの間にか出口の近くまで来ていた。
そこには大勢の下っ端と、作戦を指揮している幹部らしき女がいた。
コウキ「アンタがここのリーダーか!」
???「え、だぁれ?」
そう言って女幹部はこちらを向いた。
すると、さっきケチョンケチョンにした下っ端の一人が走ってきて
下っ端B「マ、マーズ様!そのガキは我らギンガ団の計画を邪魔する不届き者ですっ!」
すると口々に「不届き者は成敗だー」だの「打ち首だだー」だの「切腹だー」だの言ってきた。
何時代の人間だ?こいつら。
マーズ「あら、そうなのぉ。アタシ達の邪魔しようなんて、身の程知らずにも程があるんじゃない?」
コウキ「うるさい!いいから何してたかだけ言ってさっさと帰れ、火星さん!」
火星さん「火星言うな!いいわぁ、教えたげるぅ。ギンガ団の目的は、宇宙を想像して、新しい世界を創ることよ」
コウキ「宇宙…………?世界…………?」
何だか途方もない話だ。
そんなことできるのか?
火星さん「んで、オツキミ山に来てたのはぁ、宇宙と関係があると言われているピッピの乱獲と、月の石の強奪のため。わかったぁ?」
コウキ「ああ、わかったよ。今すぐやめろ!」
火星さん「嫌だって言ったらぁ?」
コウキ「力ずくでもやめさす」
こいつは幹部なので、下っ端よりは遥かに強いはずだ。
油断できん……
マーズ「わかったわぁ。行きなさい、ヨマワル」
コウキ「いけっ、しろひげ!」
早速、進化したコイツの実力を見てみるとしよう。
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