[ケン神父様のお説教] 待降節第2主日 | カトリック円山教会のブログ

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2016年12月04日 
待降節第2主日
カトリック円山教会
ケン・スレイマン神父

第一朗読 イザヤ11・1-10
第二朗読 ローマ15・4-9
福音朗読 マタイ3・1-12

 

 

皆さん、おはようございます。

今日ツリーについての話をします。

人間の歴史の中でツリーから色々な物語が出来てきました。

一番有名なツリーは楽園の中の、命の木と善悪の知識の木です。

この二つの木を通して、アダムとイブが誘惑に落ちて原罪が始まりました。

アダムとイブによって、木は不従順のしるしになりました。

そして、イエス様の従順さによって、木はまた素晴らしいイメージに変化しました。

もちろんその木は十字架です。

500年前から宗教革命のルターはその歴史を忘れないように、クリスマスの時にツリーを家で切って、家の中で飾りました。

飾る物は二つありました。

一つはリンゴです。もう一つは小さなろうそくです。

リンゴを通して、アダムとイブを思い出して、ろうそくを通して、救い主イエス様の光りを思い出しました。

信者達の教理のための目的でした。

500年後の今は、世界中クリスマスツリーが一つの伝統になっています。

ローマのバチカンも最近、バチカンの教会の前で25メートルの高いツリーが飾られました。

それは、北イタリアのトレンティーノの街からのプレゼントでした。

そして、パパ様が世界の自然環境のために心配しているので、トレンティーノの街に新しい苗木を40本送りました。

そして、カトリック小学校の子供達が植えました。

これから、飾り物をイタリアの小学校の子供達が作って送るそうです。

楽しいですね。

今日の第一朗読と福音はツリーについての内容です。

第一朗読は有名なイザヤによる預言です。

その大切な部分が「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで その根からひとつの若枝が育ち」という箇所です。

皆さん覚えていますか?

エッサイはダビデ王のお父様でした。

神様がダビデに自分の王国は永遠に生き残ると約束しました。

そして、彼の種から救い主が生まれる約束もしました。

もちろん皆さん、それはイエス様についての文章です。

マタイによる福音1章にイザヤの説明がもっと詳しく書いてあります。

この伝統はエッサイの樹と言いますね。

ですから私達のクリスマスツリーもこの歴史も大切な役割を示します。

沢山の聖書の人物は、イエス様の祖先でした。

この方々が作った歴史は、木のように成長しました。

ついに、一人一人の貢献のおかげで、イエス様はついに生まれました。

それを理解しながら、クリスマスの飾りも私達のために、霊的な準備ができます。

旧約聖書の人物の中で、大体は良い行いをしましたが、時々失敗をしました。

その時神様の赦しを求めて、自分の間違いを認めて、新しい出発をしました。

それは、今日の福音の箇所の洗礼者ヨハネのメッセージと同じです。

洗礼者ヨハネも樹について語りました。

「斧は既に木の根元に置かれている。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。」

私達が生まれた目的は、神様のために良い実りを造ることです。

もし悪い実りがあれば、待降節の中で赦しの秘跡を受けることができるので、どうぞ皆さん、クリスマスの前に心を改めましょう。

この行事のため励ますために、今週、美しい祝日があります。

無原罪のマリア様の祝日です。

マリア様の模範を通して、私達も立派な信者としての姿を表します。

マリアさまは神様の素晴らしい恵みによって、無原罪の状態で表しましたが、私達がその方法で生活するかは選択です。

マリア様が2000年のカトリック教会の歴史の中で、表した目的は私達も罪のない生活を励ますためでした。

考えると、罪の源は私達の我儘な心です。

私達は自分の満足のためにがんばります。

その態度とマリア様は違いますね。

2000年前にマリア様は天使が表れたときに「わたしは主のはしためです。お言葉通りに、この身に成りますように。」と答えながら、神様の意思を満たすために生活しました。

御主人のヨセフも夢の中で神様のメッセージをきいて、妊婦さんのマリア様を守る約束をしました。

マリア様も、ヨセフ様も多くの人々の救いのために愛を通して生活をしました。

私たちのために素晴らしい模範です。

皆さん、マリア様とヨセフ様の愛の精神を持ちましょう。

最後にもう一つのツリーについてお話ししたいと思います。

さゆり幼稚園の玄関の前のイチョウの木について賛美したいと思います。

教会の先輩の信者さんから、聞いた話ですが、このイチョウの木は、カトリック円山教会が建て直す前からある歴史的な木です。

ですから今日、その木を少し飾りました。

なぜ私がイチョウの木の話をしているのでしょうか。

明日から、愛するカトリック円山教会の80周年の記念が始まります。

先に私はエッサイの木について話しをしましたね。

それと同じように80年の中で、素晴らしい司祭達、信者達、先生達、子供達によって、この教会の歴史の成長に貢献してきました。

私達はその木の先に住んでいます。

このような記念日の時に、私達は二つの面を見ましょう。

過去に今まで頑張ってきたカトリック円山教会に貢献した人に感謝の気持ちをもちましょう。

そして、現代の私達は、未来に向けて神様がカトリック円山教会にどんなことをしてもらいたいか、祈りの中で見つけていきましょう。

これから来年まで毎月記念の特別なイベント行う予定です。

そして来年、11月26日、王であるキリストの祝日に素晴らしく楽しいミサを行う予定です。

今週、私はエミール神父様と電話しました。

彼がそのミサに参加することを約束しました。

とても楽しいと思います。

どうぞ、その日のために、今までよりもっと楽しく愛一杯のコニュニティーを造りましょう。

ありがとうございます。