トラベルはトラブル
トラベルとトラブルはもともと同じ単語から派生したという。
旅にトラブルはつきものということのようだ。
イスタンブールの玩具博物館へ行こうと、
トラム、フェリー、バスと乗り継ぐ予定だったが、
強風でフェリーは欠航。
途方にくれていたが何とか電車でフェリーの終点まで行くことが出来た。
ところが今度はバスが日曜日でバスの数が極端にすくない。
そこでタクシーに乗ったれど、運ちゃんが方向音痴。
それでもなんとか目的地に到着。
イスタンブール最後のディナーのために入ったレストランはアルコール類が一切ない。
モスクの境内内にあるからだそうだ。タバコは吸えるのに……。
外国だと珍しい光景にも遭遇する。
地下鉄の深い駅へのエスカレーターで、トルコ人らしき若い男性と若い金髪美人のカップル。 金髪美人は旧ソ連のどこかの国の出身といった感じ。
男性は大きなスーツケースを持ってエスカレーターに乗ろうとしている。
手にスマホを持った金髪美人もエスカレーターに乗ろうとするが、躊躇している。
結局エスカレーターには男性だけが乗り、金髪美人は長く深い階段を行く。
どうやらエスカレーターに乗ったことがないのか、乗れないのだ。
ランチは名物サバのサンドイッチ。
フェリー乗り場の近くの店でサバサンドを食べ終わった時、何人かわからない若い男性だけの五人ぐらいのグループの一人がぼくに、
「PHOTO OK?」
と訊いてきた。
みんなで写真を撮りたいのでシャッターを押して欲しいのかと思い、
「OK」と、答えると、
若い男性の一人がぼくに肩を組んできて、友人がその男性とぼくのツーショットの写真を撮り。撮り終えると「Thank you」と言って立ち去って行った。
いったいどういうことなのか?
あっちの人かと一瞬思ったが、NY在住経験のあるぼくはそのへんの鼻は利くほうなので、そうではないと思った。
ぼくをヨン様とでも間違えたのか?(笑) それはないでしょう。