華麗なるPRO pixy
いやー、3日連続で「夕立」ですよ。
梅雨は明けたのでは?
こんばんは、まるもです。
では、前回からの続きで、
バブル絶頂期のミニコンポシリーズ!
ちなみに当時、コンポはサイズによって言い方が微妙に違いました。
幅が23cm前後...ミニミニコンポ
幅が36cm前後...ミニコンポ
幅が43cm前後...フルサイズコンポ
なんて言い分けてました。
ぜは、前回の予告通り、今回は「PRO pixy(プロピクシー)」のお話です。
pixyシリーズも、音質にこだわった最高峰のモデルを出します。
特徴としては、アンプを強制空冷に切り替えると同時に大出力に!(100W+100W)
ボリューム付きのパワーアンプ部には、
低音専用の、独立した「パラメトリックイコライザー」が付いてました。
2つのツマミで、強調したい低音域の周波数・レベルを調整できますので、
機能的には「パラメトリック」と名付けても差し支えないでしょう。
また、このころのSONYのセットオーディオ全体に見られた特徴。
それは、CDプレーヤとチューナ(AM/FM)をドッキングしてしまったのです。
たしかに、CDとラジオを同時に使う事はないし、ラジオを使用するときはCDスピンドル周辺の電源を切れば、ノイズの問題も回避できるということでしょう!
下のパンフレットは、秋葉原の、旅行客向け免税ショップで入手。
ちなみに、こちらにも、忘れてはならない派生モデルがあります。
カセットデッキ部をDAT(デジタルオーディオテープ)デッキに換装した
MHC-1000EX!!
これにオプションのMDデッキを付け足せば「CD・MD・DATでフルデジタルを楽しめる!」
なんてキャッチコピーが懐かしい♪
そして、時代は更に、「エレスタットスピーカ」に!
PRO pixyは MHC-J970EXへとグレードアップ(モデルチェンジ)します!
2枚の電極の間に振動膜を挟んだ、「エレスタットスピーカ」の登場です!
「人が透き通る音をください」
のキャッチコピーからも解る通り、透き通った高音が特徴でした。
低音も負けず、「モーショナルフィードバック・ウーファ」を搭載。
常にウーファのコーン紙の動きをモニターし、動作の過不足を補正する、という凝ったものでした。
このピクシーは、我が家に1台生き残ってまして、家族が大切に使っています。
SONYは、かなり気合の入った商品を開発した時だけ、
「PB」プロジェクトブックを発行します。
PBでは、商品の開発段階のストーリーを細かく紹介したものですので、
その商品をさらに詳しく知りたい人にとっては、よだれモノの冊子です。
今回のピクシーも、PBが発行されたんですよ!
この気合いの入ったスピーカは、
コンパクト単品コンポ(当時の言い方で、ハイコンポ)のCOMPO Sにも搭載されました!
さて、時代はちょこっと逆行しますが、
幅が36cmある、若干大柄のコンポのお話です。
SONY LIVERTY(リバティ) シリーズ。
その中でも、「LBT-V810」を紹介します。
このコンポの、最大の特徴は...
イコライザ部分に、贅沢にも、美しい白/青の液晶画面を搭載している事でしょう!
当時のノートパソコンのディスプレイと同じものを、
機能的には、前回紹介したピクシー「MHC-P909」や、その前の「MHC-P99X」に似ています。
3バンドのパラメトリックイコライザ、残響音を調整するDSP、
音のダイナミックレンジをコントロールするDDSを搭載しています。
また、自分で作った音場パターンを10通りメモリー出来るだけでなく、それぞれに名前を付けられました。
「名前を付けて保存」のような感覚だった事を覚えています。
今日は、KENWOODのアローラまではかけませんでしたが、
またこのシリーズを続けていきます!