「 64 -ロクヨン- 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 64 ロクヨン "

 

監督 瀬々敬久

原作 横山秀夫

出演 佐藤浩市

   綾野剛

   榮倉奈々

   夏川結衣

    緒形直人

     鶴田真由

   瑛太

    吉岡秀隆

   永瀬正敏

   三浦友和

 

 

 昭和64年 1月5日(群馬県)

雨宮漬物工場

裏の家から柳の枝に刺した餅花を持って

 (群馬ではめーだま、信州では繭玉と呼ぶ)

家から駆け出す少女雨宮翔子(7歳)

工場で働く父正敏と母に、行ってきま〜す

 

漬物工場の前で車を降りる三浦佐藤

2人は県警の刑事

翔子ちゃんが誘拐された

(今事件の追尾班)

 

犯人から2回電話があった

真由吉岡ら自宅班の刑事が

3回目の電話を待っている

 

翌日

犯人から、身代金を受け取る、との電話

 

正敏が身代金を持って指定された場所へ

身代金は犯人の指示通り川へ放り込む

 

  *

 1月7日、昭和天皇崩御

犯人は見つからず

 *

乗り捨てられた車のトランクから

翔子ちゃんが遺体となって発見される

 7日間しかなかった昭和64年

 年に起こったこの事件は

 ロクヨンと名付けられた

  ***

   ***

 平成14年12月4日

青森警察署で遺体を確認する佐藤と妻結衣

 人違い、行方不明になった娘ではなかった

 

 

佐藤は群馬県警に帰って来る

瑛太ら記者クラブの槍玉に上がる

(ある事故の加害者の実名を伏せたことで)

佐藤は今年の4月刑事部から

警務部秘書課広報室広報官に移動になった(左遷?腰掛け?)

部下には奈々とか綾野とか

 

 *

警察庁長官がロクヨン事件の視察に来ることになる

 時効まであと1年

目的は内外へのアピール(刑事部の人事異動の布石?)

被害者宅に行く予定

マスコミのイレギュラーな質問はなし

 (力で抑えるのも広報官の仕事)

 

佐藤警務部長に命じられ

     ↑本庁から来た腰掛けと自分で言い切る

遺族(正敏)に了解をつけに行く

正敏はまるで廃人

妻は去年前脳梗塞で死んだ

正敏は視察を断る

 

 

佐藤は帰宅

公衆電話から無言電話

結衣は行方不明の娘からだと願う

 

 

記者クラブは加害者の実名を伏せた件で

本部長に直接抗議文を出すと息巻く

記者クラブを抑えられないのは広報官の力不足?

佐藤は警務部長に絞られる

そもそも

加害者の実名を伏せたのは警務部長の判断

 だって加害者は県警公安委員のお嬢さん

 

 

遺族正敏の説得法を模索する佐藤

当時の捜査担当者たちに会う

彼らは一様に口を閉ざす

 

嘗てロクヨン事件捜査中に刑事部が隠した

自分の知らない秘密があったことを佐藤は気づく

 

一番出世三浦(刑事部捜査一課課長)に問いただすが

取りつく島なし

刑事部長奥田に追い払われる

 

自宅班だった真由は今は主婦

真由佐藤の妻結衣とも懇意 (結衣も元婦警)

ふさぐ真由を心配

ロクヨンで思い出すのは

同じ自宅班だった1人がずっと泣いていた・・・

 

 

 

   ***

  ***

 平成14年12月4日

公衆電話から電話帳を見て

佐藤姓に片っ端から無言電話をする正敏

 ***

  ***

12月11日 警察庁長官視察の前日

14年前と酷似した女子高生誘拐事件が起きる

誘拐されたのはスポーツ店店主緒形の娘

 

刑事部捜査一課は佐藤

被害者匿名による報道協定の締結を指示する・・・

 

 

 

   

 

 

 

    各県警本部にある警務部は

    人事、会計、広報などを担う

 

 

 

   時効間近の誘拐事件と

   警察の隠蔽体質

   ポスト争い主導権争い出世争い

   を描いたサスペンス

 

 

 

   腐った世界で生きていくため

   自分も腐った臭いを発しよう

   ひと月で慣れる

   ふた月で染まる

 

 

 

   皆んな、自分を守りたい

   個の保存と種の保存は

   古の昔から受け継がれた

   本能なのです

 

   組織を守ろうとするのも

   家族を守ろうとするのも

   恋人を守ろうとするのも

   同じ本能なのです

 

   恋人、家族、組織、地域、国、世界

   どれを最優先にするかは

   本能と理性の葛藤 

 

 

    見応えあり

 

 

 

 

 

2016年 日本映画 前編121分、後編119分

 

 

 

 

 

 

   繭玉を飾る風習は信州にもあって

   1月7日に

   米粉で団子を作り しだれ柳の枝に刺し

   神棚などに飾る


   食紅などで色を付けたり

   伸ばしたり刻みを入れていろんな形を作った

 

   母の実家は商家でそんな風習を大事にする家で

   祖母の作る繭玉は形も色々でとても綺麗だった

    

 

   "繭玉" は

   松の明けに松飾りなどを燃やす"三九郎"

   ( 一般的には"どんど焼き")

   子供が焼いて食べる

 

   でも

   最近は"繭玉"を作らない家も多くなり

   その家の子供は餅を焼く

   で

   "繭玉(米粉団子)"より餅の方がうまい

   なので最近はほぼ全員が餅