「 偉大なるマルグリット 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " Marguerite "

 

監督 グザヴィエ・ジャノリ

美術 マルタン・クレル

衣裳 ピエール=ジャン・ラロック

出演 カトリーヌ・フロ  *音痴なマルグリット

   ミシェル・フォー  *崖っぷちのオペラ歌手

   クリスタ・テレ

   ドゥニ・ムプンガ  *執事

 

 

    史実から着想を得て

 

       第1幕

 偉大なるマルグリット・デュモン

 

 長月 1920

立派な邸宅に続々集まる招待者

その1人クリスタ、代役で来た歌手

今日はマルグリット・デュモン男爵夫人主催の

戦災孤児のための慈善演奏会

 

塀を越えて入り込む

辛口評論家ボーモンと画家キリル

 *

帰宅途中のマネグリットの夫

車を止め、ぼんやり時間を潰す

 *

クリスタが歌う

うまい

 

そして

マルグリット・デュモン男爵夫人

凄っい音痴

席を立つ紳士多数

これでも少し上達した?

 

一応、客は拍手喝さい

歌が終わって夫は帰ってくる

 妻の下手な歌は聞きたくない

 笑い者になるのは耐えられない

 

クリスタも一応褒める

マルグリット夫人も

音を外したことは薄々気づいてる?

ほとんど気づいてない

 

 

  第2幕

 新しい世界

 

翌朝

新聞にマネグリット夫人の歌を

絶賛する記事が載る

 彼女の歌をけなす沢山の記事は執事が処分

花も沢山届く(執事が気を利かせた)

 

絶賛する記事を書いたのはボーモン

マルグリット夫人は会ってお礼を言う

 

マルグリット夫人は大金持ち

ここだけの話

ボーモンの記事は本音ではなく下心から

 

 

マネグリット夫人は大のオペラ・ファン

貴重なオペラの楽譜を収集している

実際に使われた衣裳も収集している

それを着て写真を撮るのが趣味

 

 

ボーモンはマルグリット夫人に

パリの音楽会で歌わないかと誘う

前衛劇団の発表会みたいな・・・

 

    第3幕

  喜びに向かって

もっと大きなステージで歌うため

マルグリット夫人はプロのオペラ歌手を

声楽の先生として雇いたいと思うが・・・

 

第4幕 マダムの師匠の本音

第5幕 真実

 

 

 

   

 

 

 

   落語の「寝床」みたいな

   自分の下手さに気づいてない

   大金持ちが引き起こす喜劇

 

   マルグリットは「寝床」の大旦那より

   明るく前向き

 

   影 日向に彼女を支える

   執事が けなげ

 

 

   音痴は治らず

   これがコメディだとすれば

   最後はかなりブラックで残酷

 

 

 

     フランスのモットーは

     「自由、平等、友愛」

 

     自由に歌を歌って何が悪い

     どんなに下手くそでも

 

 

   問題は

   歌が下手なことではなく

   自分が下手だと気づかないこと

 

 

 

 

 

2015年 フランス映画 129分

 セザール賞 主演女優賞、音響賞、美術賞、衣裳賞受賞