" the Kite Runner "
監督 マーク・フォースター
原作 カーレド・ホッセイニ
脚本 デイヴィッド・ベニオ
出演 ハリド・アブダビ
ホマユーン・エルシャディ
ショーン・トーブ
アトッサ・レオーニ
サイード・タグマウイ
アフマド・ハーン・マフムードザダ
***
2000
サンフランシスコ、カリフォルニア
凧を上げる親子
を見つめるアミール
と彼の妻アトッサ
家に小包が届く
アミールの処女小説本
電話が掛かってくる
相手はラヒム
とても久しぶり
情勢は最悪だが故郷へ戻れ
もう1度やり直す道はある
*
*
1978
カブール、アフガニスタンの首都
凧を上げる少年たち
糸を絡ませ合い相手の凧の糸を切る
糸を切られ飛び去る凧を追うハッサン
糸の切れた凧は拾った人のもの
ハッサンを追うアミール12歳
ハッサンは凧追いの達人
*
小切手を切るババ
孤児院へ寄付
ババに忠告する友人ラヒム
役人の懐に入るだけさ
アミールはババの息子
ハッサンはババの使用人の息子
アミールの母は彼を産んで間もなく死んだ
ババはアミールが頼りなく心配
ラヒムはアミールの良き理解者
アミールが書く小説を褒める
アフガニスタン人民民主党が
軍事クーデターにより社会主義政権を樹立(4月革命)
*
アミールはハッサンを誘って映画館へ
お金は2人分アミールが出す
何回も見ている「 荒野の七人 」
ハザーラ人のハッサンは
パシュトゥーン人に絡まれる
アフガニスタンは多民族国家
人口に占める割合は
パシュトゥーン人、45%
タジク人、 32%
ハザーラ人、 10%
ウズベク人、 9%
1978年のクーデター以前は
パシュトゥーン人の比率がもっと多く
政府の中核を独占していた
ハッサンの誕生日
アミールは米国製パチンコをプレゼント
ババは凧をプレゼント
毎年恒例の伝統行事凧合戦の日 糸切り合戦
街中で凧が上がる
アミールもハッサンと凧を上げる
アミールとハッサンは優勝 最後のひとつになる
糸が切れて飛んで行く準優勝の凧をハッサンが追う
君ためなら千回でも
ハッサンはパシュトゥーン人から陵辱される
アミールは怖くて助けに行けない
隠れて見つめ 見捨てて逃げる
アミールは自分の罪悪感を消そうと
ハッサンを遠ざけるようになる
社会主義政権に反発したイスラム義勇兵が国内全土で蜂起
今なお続くアフガニスタン紛争の始まり
1979年12月
イスラム義勇兵を抑え込むため
ソ連がアフガニスタンに軍事侵攻
ババはアフガニスタンを見捨て
家をラヒムに託し
アミールを連れて亡命する
*
1988
フリーモント、カリファルニア
アフガニスタンからの移住者多数・・・
アメリカがイスラム義勇兵を支援し
アフガニスタン紛争は泥沼化
1989年ソ連撤退以降
国内の主導権争いが激化
イスラム義勇兵からタリバンが生まれる
2001年同時多発テロを期に
アメリカはアフガニタンヘ攻撃を開始
ベストセラー小説の映画化
原作は未読
原作者も映画製作に加わり
うまく映画化されている、、らしい
アメリカ映画だが
舞台の大半がアフガニンタンで
使われるのも大半がダリー語
↑
アフガニスタン政府公認のペルシャ語
空を舞う凧の映像が美しい
アミールのお父さんが素晴らしい人
過ちもあるけど
民族問題、宗教問題、歴史問題を抱える
政情不安のアフガニスタンを舞台に
信頼、裏切り、償いを描いた人間ドラマ
後半はサスペンス
この邦題は好きじゃない
子供が無邪気に言うならいいが
いきなり題名にされると
押し付けがましくて借りたくなくなる
借りたけど
カブールを支配したタリバンは
凧合戦の開催を禁止した
2007年 アメリカ映画 128分 制作費2,000万ドル
放送映画批評家協会賞 若手俳優賞受賞
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