" 岸辺の旅 "
監督 黒沢清
原作 湯本香樹実
撮影 芹澤明子
出演 深津絵里
浅野忠信
小松政夫
村岡希美
奥貫薫
蒼井優
柄本明
たどたどしくピアノを弾く少女
少女のピアノ教師、悠長な絵里
*
買い物をして帰宅調布市
夫忠信がひょっこり帰って来る
３年振り
忠信は富山の海で死んだ
死体は蟹に食われてなくなった
歯科医の仕事に追われてる気がして急におかしくなり
入水自殺した
ここへ帰ってくるまで
長い旅をし３年かかった
そうとは知らなかった絵里は
あちこち散々探し続けていた
忠信は
ここに来るまでにいろいろ世話になった
忠信は幽霊だけど普通の人と変わらない
もう一度挨拶がしたい
忠信は絵里を長い旅に誘う
***
電車に乗りJR谷峨駅で降りる
新聞屋の小松と再会
忠信はここで暫く働いていた
小松も幽霊
自分が死んだことに気がついていない・・・
*
電車に乗り移動千葉県木更津あたり
神内の中華食堂で
餃子の具を皮で包む忠信
忠信はここで暫く働いていた
神内の妻希美
彼女の妹は10歳で死んだ・・・
*
文京区の大学病院で
絵里はの浮気相手だった優に会う・・・
*
忠信と絵里はバスで移動広谷村
柄本と再会
ここのお嫁さんボーとした薫
夫が死んで２年・・・
*
絵里は死んだ父と会う・・・
*
忠信の彼岸へ渡る時は近づく・・・
行きたいところに行って
やりたいようにやって
それでやっと安らかになれる
でも、どうでもいいことが
凧糸みたいに足元にからみつき
過去につなぎ止めて前に進めない
得体の知れない混乱した
ぞっとするような物になっていく
この空間も宇宙も
無数のゼロで
ぎっしり埋め尽くされている
宇宙はまだ
生まれたばかり
川の
こっち側と向こう側
此岸と彼岸
仏教では
彼岸は２つの意味で使われる
１つは悟りを開いた世界
１つは 死んだ後の世界
死者と妻との
不可思議な
ロード・ムービ
彼岸への岸辺の旅
2015年 日本映画 128分
カンヌ国際映画祭 ある視点監督賞受賞
日本映画プロフェッショナル大賞 特別功労賞受賞
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