監督 ダニエル・エスピノーサ
原作 トム・ロブ・スミス
出演 トム・ハーディ *KGB⇨民警
ゲイリー・オールドマン *左遷先の上司
ノオミ・ラパス *KGBを恐れる妻
ジョエル・キナマン *KGBのやな部下
パディ・コンシダイン *容疑者
ヴァンサン・カッセル *KGBのやな上司
1933年 ヨシフ・スターリンの
ウクラスナ人に対する厳しい年貢取りて立により
日に25,000人が餓えにより死亡した
この政策的餓えによる虐殺ホロドモールは
百万人の孤児を生んだ
***
ウクライナ ソビエト連邦
両親を失い森で食料を探す少年ハーディは
軍人に保護される
***
国会議事堂、ベルリン 1945
ドイツ軍とソ連軍の激しい銃撃戦
ソ連兵の中にハーディも
怯える部下キナマ
ベルリンは陥落
ハーディは戦場で活躍しヒーローになる
モスクワ 1953
オペラを見て
会食するKGBたち
その中にハーディも
妻ノオミも
*
保安省捜査官のハーディは
部下大勢を従え
スパイ容疑のブロツキを探す
麦畑を逃げるブロツキを逮捕
その際
ギャーギャーわめくブロツキの妻を
ハーディの部下キナマが射殺
ハーディ激怒し叱責
*
線路脇で遊ぶ少年
男が声を掛ける
*
ハーディの部下クセイの子供が
線路脇で遺体となって発見される
ハーディの上司ヴァンサ少佐は事故と断定
殺人だと主張するクセイの説得を
ハーディは任される
偉大なるスターリン指導下の楽園ソ連では
資本主義者以外は犯罪を起こさない
の、建前がある
が
検視結果には不審な点もある
*
ブロツキが仲間スパイ７人の名を自白
その中の１人の調査をハーディは任される
それは彼の妻ノオミ
これは部下キナマのでっち上げ？
*
その頃
クセイの子供と同じ死因の子供の遺体が見つかる
近くに川もないのに溺死を思わせる所見
腹部に正確な臓器摘出の切開痕
*
妻にはスパイの証拠０と
ハーディはヴァンサ少佐に報告
民警へ降格
しょぼい田舎町に飛ばされる
上司はゲイリ将軍
古風だが仕事熱心
*
その田舎町でも
少年の遺体が発見される
腹部に臓器摘出の切開痕
*
ゲイリ将軍が過去の記録を調べると
同様の手口の子供遺体は44体に登る・・・
少年連続殺人事件の犯人を探す
元KGBの民警を描く
ミステリーが主軸だけど
前半は主に
ソ連共産監視社会の闇とか
KGBの裏のどろどろ とか
を描く
後半は
いよいよ犯人に迫るか
と、面白くなったところで
KGBの邪魔が入り
話はなかなか進まない
史実に反する、として
ロシアでは映上が中止された
アメリカ人が描いた
冷戦時代のソ連だから
誇張や想像もあるだろうが
フィクションだから
史実云々言うのは的外れ
でも
アメリカでの評価も高くない
だらだらして長い
画面がずっと暗い
ソ連には晴れの日はないのか？
子供たちがみんな
森で殺されるわけではない
犯人が子供の腹を切る理由は
最後まで不明
事件は解決するが
政府の思惑には勝てず
もやもやっと終わる
この国で
真相を求めるのは危険
2015年 アメリカ映画 137分 制作費5,000万ドル
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