" きみはいい子 "
監督 呉美保
原作 中脇初枝
出演 高良健吾
尾野真千子
池脇千鶴
富田靖子
喜多道枝
黒川芽以
内田慈
春も終わり
一軒家で一人暮らしの老婆道枝
庭先にひとひらと舞い込んで来る桜の花びら
道枝は春の名残を感じ微笑む
学校の桜はもう直ぐ切り倒される
飛んでくる花びらがゴミになり迷惑だ
と、苦情を言う人がいる
小学校4年の担任高良が謝りに来る
児童がピンポンダッシュをして回っている
道枝は全然怒っていない
子供はそのくらい元気な方がいい
道枝に"こんにちは、さようなら"と
あいさつし通り過ぎる4年生の弘也君
道枝はその声を聞くと元気が出る
弘也君には障害あり
***
3歳の娘あやねの着替えを手伝う真千子
夫は海外へ単身赴任
あやねがトロいのでイラつく
*
足取り重く高良は学校へ
クラスでピンポンダッシュについて注意
クラスにまとまりなし
児童の1人がおしっこを漏らす
やんやの騒ぎ
*
真千子は娘あやねを連れて公園へ
ママ同士は井戸端会議
どうでもいい
少し遅れて来る2児のママ千鶴
明るいけど野暮ったい
ベビーカーを乳母車と呼ぶタイプ
あやねをべっぴんさんと褒める
あやねはちょっと失敗、赤ちゃんを泣かす
*
真千子は娘あやねと帰宅
部屋に引きずり込んで
あやねの失敗を怒る
ぶつ叩く打つ ぶつ叩く打つ
*
お漏らしした子の母親から高良に電話
お漏らしは先生の所為だと苦情
先生が怖すぎるのがいけない
彼女は先生の間で有名なモンスターペアレント
元担任の学年主任が話を収める
それと
男女差別はいけません
男子児童も君ではなく"さん"で呼んでください
高良は恋人芽以のアパートへ
芽衣にも会社への不満あり
高良のくだらない愚痴は聞きたくない
翌日から高良の組は
授業中にトイレに行く児童続出
イタズラっ子を中心に
子供は甘い顔をすると付け上がる
*
道枝はスーパーで万引き
店員靖子に呼び止められる
靖子は弘也君の母
*
恋人に邪険にされて
高良は実家
姉慈は子供を連れて出戻り
*
給食費を払わない高良の組の神田君
放課後になってもいつも校庭に1人残る
神田君の新しいお父さんはとっても怖い・・・
短編集から3編を繋ぎあわせた
オムニバスっぽっい映画
学級崩壊に悩む新米教師
娘を虐待する母親
子供好きの寂しい老人
小学校の先生にはなりたくない
子供2人育てるのも大変だったのに
ほとんど何もしてないじゃん ←かみさんと子供の声
他人の子供まで面倒見れない
社会情勢は変わってる
僕が小学生の頃は
先生が当たり前のように児童を叩いてた
親も文句を言わなかった
騒げば叩かれる
悪いことをすれば叩かれる
それが当たり前の時代だった
そんな時代に育った僕からすれば
今の先生はやり難かろうと思う
小さいうちは
どんどんしかれ
叱るのは大人の役目
でも、
おこってはいけない
感情に任せて怒っても
子供は怖がるだけ
怖がった子供は
成長するに従い
舐めるようになる
子供をめぐる社会問題を描いた
ヒューマン・ドラマ
親に優しくされた子供は
人にも優しくできる
よって
優しい母親は世界を平和にする
2015年 日本映画 121分
・