" SACCO E VANZETTI "
= サッコ と ヴァンゼッティ
監督 ジュリアーノ・モンタルド
歌 ジョーン・バエズ
出演 ジャン・マリア・ヴォロンテ *ヴァンゼッティ
リカルド・クッチョーラ *サッコ
シリル・キューザック *検察官
ロザンナ・フラテッロ *サッコの妻
ミロ・オーシャ *弁護士
1919年11月~'20年1月 米国
移民居住区を警察が襲撃
500人以上を連行
パーマー法務長官 共産党政策を阻止
米政府大混乱
ボストンなどで急進派根絶
パーマーのヒステリー
裁定は民主主義への脅威
偏狭なる米国 1920
***
1918年(大正7年)、第一次世界大戦終結
翌年、ミッチェル・パーマー米国法務長官が
赤狩りを開始し25,000人を国外に追放
1920年5月3日
司法省で拷問を受け続けた
イタリア移民アンドレア・サルセードが
司法省の14階窓から落ち死亡
5月5日
2人のイタリア移民が逮捕される
靴職人のニコラ・サッコ28才
魚行商人のバルトロメオ・ヴァンゼッティ30歳
2人はアナーキスト
サルセードは同志だった
サッコが4月15日に仕事を休んでいたことから
2人は同日マサチューセッツ州で起きた
強盗殺人事件の容疑者として起訴される
製靴工場から現金16,000ドルを運ぶ
会計部長と護衛が5人組の男に射殺された
5人組は金を奪い車で逃走した
裁判
目撃者が2人を犯人と特定するも
証言に矛盾
検察に誘導された可能性が
さらにアリバイ証言者も現れるが・・・
実際にあった冤罪事件を描いた
社会派ドラマ
証拠・証言は
2人を有罪とするにはお粗末だったが
裁判は途中から移民vs保守派の様相を呈し
陪審員のほとんどが保守的中産階級だったため
1921年7月14日死刑判決が下された
2人の逮捕・裁判は
政治的見せしめだとの批判が上がり
判決に対する抗議が国内外で起こり
弁護側が新たな証拠を見つけるも
裁判のやり直し請求は却下され
1927年8月23日
2人はエジソンが発明した電気椅子で処刑された
赤狩り・自由狩り・思想統一
ミッチェル・パーマーは操り人形
これは平等を望まない
アメリカの根本的問題
サッコ と ヴァンゼッティの
逮捕から死刑執行までの7年を描く
1972年 イタリア映画 125分
カンヌ国際映画祭 男優賞受賞
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