" THE FOLT IN OUR ATARS "
監督 ジョシュ・ブーン
原作 ジョン・グリーン
出演 シャイリーン・ウッドリー
アンセル・エルゴート
ローラ・ダーン
ナット・ウルフ
ウィレム・デフォー
ロッテ・ファービーク
悲しい物語の主人公シャイリーン
***
シャイリーンは
17歳の冬の終わりに
母ローラから"うつ病"と決めつけられた
"うつはガンの副作用"
ではなく
"死"が迫る副作用
抗うつ薬をゾロフト、レクサプロに変える
*
気が向かないけど
サポートグループに行く
急性骨髄性白血病の人
急性リンパ性白血病の人
神経芽細胞腫の人
精巣ガンの人
大部分を切り取り九死に一生を得た
サポートグループの主催者
シャイリーンは
甲状腺ガン
13歳で発見された時はステージ4
手術、放射線治療、化学療法
やがて肺に転移
失敗率7割のファランクシフォーがなぜか効く
肺はポンコツながら もうしばらくは
*
サポートグループは
思った通り楽しくない
でも
両親に強制されてまた行く
アンセルと出会う
恋に落ちる
網膜芽細胞腫の人、ナット
もうすぐ手術で失明する予定
アイセンの友達
アンセンは
18歳
1年半前に骨肉腫になって右足を切断
今は絶好調
*
シャイリーンはアンセンに誘われ彼の家へ
彼女の愛読書は
"Imperial Affliction (大いなる痛み)"
テーマはガン、作者はデフォー
死んでないのに、死を理解している
痛みは感じるべし
彼の愛読書は
対ゾンビ ゲリラ戦
*
ナットはalwaysを連呼していた彼女に捨てられた
アンセンは
"Imperial Affliction (大いなる痛み)"を読む
結末が唐突過ぎる
文章の途中で終わるなんて
*
アンセンは
デフォーの秘書ロッテにメールを送り
それはデフォーに転送され
デフォーからシャイリーンにメールが来て
近くに来たらお寄り下さい
でも
デフォーはアムステルダム在住・・・
ガン患者が恋をして
死別するまで
生まれた時からずっと
死を恐れながら生きてきた
死ぬ夢から目覚め
生きていることに安堵し
目覚めない朝を恐れ
眠れない夜を過ごす
インド古の賢人が問いかける
死ぬのが怖いのなら
なぜ生まれてきたのだ
生まれた理由も思い出せず
いつか死ぬと知りながら
50半ばまで生き長らえて
まだ今日明日ではないと思ってる
出来ることなら
事故とか発作とか突然の死ではなく
ガンで余命3ヶ月の宣告を受けて死にたい
最期は格好悪く
のたうち回りながら死にたい
ギリシャ古の賢人が囁く
死を思え
恋愛よりも
死とどう向き合うかがテーマ
センチメンタルでお涙頂戴映画とも言えるが
鼻につく演出が少なく
呑んだくれの僕も少し真摯な気持ちになる
邦題は原題と
意味が逆じゃないか
主役の
シェイリーン・ウッドリーは
「 ダイバージェント 」で
主役だった人
瞬きの仕方が下手
人生は唐突に終わる
その後の物語は
誰かが語り継ぐだろうか
2014年 アメリカ映画 126分 制作費1,200万ドル
MTVムービー賞 作品賞、女優賞、キス・シーン賞受賞
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