「 ミツバチのささやき 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " EL ESPIRITU DE LA COLMENA "


監督 ビクトル・エリセ
出演 フェルナンド・フェルナン・ゴメス
   テレサ・ヒンペラ
    アナ・トレント
    イサベル・テリェリア


 昔むかし
 1940年頃のカスティーリャのある村
 オユエロス村でのこと、、、 

トラックに乗って映画がやって来る
子供たち大喜び、興味津々

午後5時公民館において上映
「フランケンシュタイン」
フランケンシュタイン

真剣に見いる少女
アナと姉イザベル
アナとイザベル

 *
養蜂箱のハニカムを観察する男
父フェルナンド

 *
遠く何処かの誰か貴方に手紙を送る女
母テレサ
テレサ・ヒンペラ

 *
父フェルナンド帰宅
家には誰もいない
 *
こんな不完全な怪物は壊そう
目を覚ましなさい 現実を見なさい
あの怪物の脳は犯罪者の脳だ
 *
「フランケンシュタイン」
真剣に見いるアナと姉イザベル

怪物登場
怖がらず怪物と遊ぶ少女
怪物もうれしそうに遊ぶ

 *
母テレサ帰宅

 *
「フランケンシュタイン」
少女の死体が発見される
 *
アナとイザベル帰宅
 *
就寝時間
アナには疑問
なぜ怪物は あの子を殺したの?
なぜ怪物も殺されたの?

眠いイザベルは適当にあしらう
怪物もあの子も殺されてないの
映画の中のできごとは全部ウソ
怪物は村はずれに隠れて住んでるの
怪物は精霊で体を持ってないから殺されないの 
友達になれば お話できるわよ

 *
養蜂箱の観察日誌を書くフェルナンド
間断なく動き回る蜂の群れ
報われる事のない過酷な努力
幼虫を待つのは眠りのない労働のみ
唯一の休息たる死も巣から遠く離れねば得られない

 *
イザベルは学校の帰り
アナを村はずれの廃墟に連れて行く・・・



   アナ・トレント



   映画の舞台となった1940年のスペインは
   3年間に及ぶスペイン内戦が終わり
   フランコによるファシスト体制成立直後

   映画が作られた1973年は
   まだフランコ独裁体制が続いていたが
   ほころびが少しだけ見え始めた頃

   原題を直訳すると"蜂の巣の精神"
   フランコ政権への揶揄を暗示しているらしい



    映画はゆったり進む
    独裁社会の中で
    精一杯の批判を込めた、らしいが
    中盤は少々退屈



   日本公開されたのは
   バブル景気が始まろうとしてる時代
   邦題は
   平和ボケ世代に受けやすく変えている

   日本人は
   西洋から揶揄されて
   働きバチ、は嫌いになったが
   ミツバチ、ならまだ好き
   両方とも同じハチなのに


    ミツバチのささやきは
    働きバチの羽音


 コルメナ


1973年 スペイン映画 99分



     飛び回るミツバチは成虫
     みなしごハッチは童顔でも大人



 オユエロス