監督 ロブ・マーシャル
原作 スティーブン・ソンドハイム
出演 メリル・ストリープ *魔女
エミリー・ブラント *パン屋の妻
ジェームズ・コーデン *パン屋
アナ・ケンドリック *シンデレラ
ジョニー・デップ *狼
マッケンジー・マウジー *ラプンツェル
むかし、むかし
ある王国の森のはずれに
小さな村がありました
そこには
若い娘 (灰かぶり)
ばかな少年 (豆の木のジャック )
子供のいないパン屋夫婦 (ラプンツェルの)
図々しい少女 (赤ずきん)
が住んでいました
灰かぶりはお城の舞踏会へ行きたかったのですが
粗末な服しか持っていなかったので
継母と義姉は連れて行きませんでした
*
パン屋の隣には魔女が住んでいました
魔女は子供の作り方を教えてくれました
それには呪いを解かないと
パン屋に子供ができないのは
昔彼の父が魔女から豆を盗んだからなのです
怒った魔女は男から赤ちゃんを奪い取り
男に子孫末裔まで子供ができない呪いをかけたのです
呪いを解くのに必要なのは４つ
森の中へ行って
1: 白い牝牛
2: 赤い頭巾
3: 黄色い髪
4: 金色の靴
明後日の真夜中までに集めておいで
*
赤ずきんは死にそうなおばあさんのお見舞いに
森の中へ入りました
ジャックは向こうの市場へ牝牛を売りに
森の中へ入りました
灰かぶりは着てゆく服を
お墓のお母さんに頼もうと
森の中へ入りました
パン屋はアイテムを集めに
森の中へ入りました
*
パン屋は森の中で
白い牝牛を連れたジャックに会いました
パン屋は父のコートに入っていた豆5粒と
ジャックの牝牛を交換してもらいました
ジャックのお母さんは怒って
豆を庭に捨てました
豆はすぐに芽を出し
一晩で雲をつらぬくほど大きく成長しました
ジャックは雲の上の巨人の国に行き
金貨を盗みました
２度３度と盗みを繰り返しましたが
ついに巨人に見つかり逃げました
巨人が追いかけて来ました
ジョックは豆の木を切り倒し
巨人は落ちてご逝去されました
*
赤ずきんが森の中のおばあさんの家に入ると
おばあさんの様子がいつもと違いました
それはおばあさんに化けた狼でした
狼は少女はパクッとひと飲み
悲鳴を聞いたパン屋が見に行くと
お腹の大きな狼が寝ていました
パン屋は狼のお腹を切り
赤ずきんを助け出しました
少女はお礼に赤い頭巾をあげました
*
森の中には歌が上手は金髪娘ラプンツェルが
扉のない塔に閉じ込められていました
彼女は魔女に育てられたパン屋の妹です
その塔に登るには
彼女の伸びた髪をロープ代わりして
登るしか方法はありませんでした
王国のお城には２人の王子が住んでいましたが
森の中を散歩していた弟王子は
弾む歌声のラプンツェルに惹かれました
森の中の塔に
黄色い髪の女が住むと聞いたパン屋の妻は
塔へ行きラプンツェルの髪を引きちぎり
持ち帰りました
弟王子が塔に忍び込んで
ラプンツェルと
あんなことやこんなことをしていると知った魔女は
弟王子の視力を奪い
ラプンツェルを塔から追い出しました
森を彷徨う弟王子はラプンツェルに出会いました
彼女の涙が弟王子の視力を回復させました
*
灰かぶりがお母さんのお墓にお願いすると
彼女の粗末な服と靴が金色に変わりました
灰かぶりはお城の舞踏会で
兄王子と踊ることが出来ました
でも、途中で逃げ出しました
階段が塗りたてで靴が貼りついてしまったので
片方だけ脱いで逃げました
もう片方の靴は
パン屋の妻にあげました
兄王子は靴に会う足の娘を探しました
灰かぶりに靴を履かせると
ぴったりでした
顔を見ても分からないのは不思議でしたが
多分兄王子は足フェチだったのでしょう
*
４つのアテイムを揃えたパン屋は
呪いが解け
子供を授かりました・・・
４つの童話をごちゃ混ぜにした
コメディ・ミュージカルを
ディズニーが映画化
歌うけど踊らない
歌わなくてもいいような
中途半端な歌
前半は
４つ混ぜて
パロディも混ぜてるけど
知ってる話のおさらい
後半が
盛り上がるはずの
童話にはない後日談
雲上の未亡人巨人が
夫の死を悼んで地上に来る
みんなその巻き添え
ジャックと豆の木以外の童話は
関係ない
舞台をそのまま映画にしたのか
演出が映画的ではなく
盛り上がるはずが
盛り上がらない
雲上の巨人より
悪いのはジャックなのに
道徳的問題を無視するなら
もっとコミカルに
映画なら巨人を前面に出して
もっと派手にてんやわんやを描けたはず
森の中で分かったことは
子供を作るには
夫婦２人の協力が必要だ
2014年 アメリカ映画 125分 制作費5,000万ドル
MTVムービー賞 悪役賞受賞
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