「 エベレスト 3D 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " EVEREST "


監督 バルタザール・コルマウクル
出演 ジェイソン・クラーク   ×ロブ・ホール
   ジョシュ・ブローリン   △ ロブの顧客ベック・ウェザーズ
   ジョン・ホークス     ×ロブ隊の顧客
   ロビン・ライト      *ベックの妻
   エミリー・ワトソン    #ロブ隊のマネージャー
   マイケル・ケリー     ⚪︎ ロブ隊同行記者ジョン・クラカワー
   キーラ・ナイトレイ    *ロブの妻
   マーティン・ヘンダーソン ×ロブ隊のガイド
   エリザベス・デビッキ   #ロブ隊の医師
   ジェイク・ジレンホール  ×スコット・フィッシャー
     森尚子          ×ロブ隊の顧客、難波康子
     ヴァネッサ・カービー   ⚪︎スコット隊同行記者サンディ


 事実を基に


  1953
 テンジン・ノイゲルとエドモント・ヒラリーが
 世界初のチョモランマ登頂者となる
   チョモランマ ཇོ་མོ་གླང་མ
   イングランド名 - エベレスト
   標高88848mくらい (地殻変動で年々変動)


 その後40年
 頂上を目指したのはトッププロの登山家たちだけ
  4人に1人が死亡

  1992
 ニュージーランドのロブ・ホールが
 素人登山家相手の商業登山を開拓
   ロブ・ホール
   1961年、ニュージーランド生まれ
   1990年、チョモランマ初登頂
   1991年、登山ガイド会社
      「アドベンチャー・コンサルタンツ(AC社)」設立
   1992年、公募隊10名を引率しチョモランマ登頂に成功
   1993年、2度目のチョモランマ・ツアー
       妻ジャンも登頂
   1994年、3度目チョモランマ・ツアー成功
       3回で39人を登頂させる

 4年間で19人の顧客を登頂を成功させた
  1人も死者を出さず

  1996
 スコット・フテッシャーなどの商業チームが
 ロブ・ホールの後に続き
   スコット・フィッシャー
   1955年、アメリカ生まれ
   1984年、山狂い社(MM社)設立
   1994年、チョモランマで無酸素登頂に成功
        投棄されたゴミ2,000kgと
        150本のボンベを回収

 20以上の遠征隊がベス・シーズン
 5月の2週間に集中した


第3キャンプ
第4キャンプまで600m
エベレスト

 ***
パンフ1
   ***
  ***
 1996年
ロブ・ホールのAC社は1人660万円で
4度目のチョモランマ・ツアーを企画

 クライストチャーチ国際空港、ニュージーランド
登山の多数の装備をトラックから降ろす
ロブ・ホール登山隊スタッフ

ロブを見送る妻キーラ
キーラ・ナイトレイ

  *
 カトマンズ、ネパール
 1996 弥生 30日

ロブ・ホールと顧客8人が集合

参加者の1人難波康子47歳
 1982年から七大陸最高峰を制覇目指し
 既に六大陸最高峰を制覇
  アフリカ大陸最高峰 キリマンジャロ    5,895m
  南米大陸最高峰   アコンカグア     6,960m 
  北米大陸最高峰   マッキンリー     6,190m
  欧州大陸最高峰   エルブルス      5,642m
  南極大陸最高峰   ヴィンソン・マシフ  4,892m
  豪州最高峰     プンチャック・ジャヤ 4,884m


参加者の1人ベック・ウェザーズ49歳
 病理学者、登山歴10年
ジョシュ・ブローリン

参加者の1人ジョン・クラカワー42歳
 ルポ・ライター
 ショーン・ペン監督で
 2007年公開された「 イントゥ・ザ・ワイルド 」の原作者
 

ルクラ村まではヘリ
 ルクラ 2,860m
ルクラ

そこから徒歩で
 ナムチェ・バザール 3750m
ナムチェ・バザール

 タンボチェ僧院 3867m
タンボチェ僧院

 登山者の慰霊碑、トラク 4877m
トラク


 ベース・キャンプ 5,364m
4月7日 午前10時到着
ベース・キャンプ

ロブ隊を出迎える
マネージャーのエミリー
エミリー・ワトソン

食堂テント、通信テント、厨房テント、トイレテント
すべて設置済み

世は登山ブーム
チョモランマは年間100人近くが登頂する
 その後登頂者は増え続け、1年で最高600人が登頂

登山最適期間は短く
この時期20のツアー隊がひしめく

スコット隊に同行する記者サンディ・ピットマン41歳
ヴァネッサ・カービー


ロブ隊の医師エリザベ
エリザベス・デビッキ

最大の問題は酸素の低下による高山病
  ちなみに
  かみさんは2900mを超えると高山病になる
  顔が浮腫み頭痛に悩まされる
  僕が行ったことのある最高地点は4106mだが
  高山病にはならなかった

酷くなると肺水腫を発症し
悪化すれば死に至る

ベース・キャンプを起点に
第3キャンプまで3回往復し
1ヶ月かけ体を慣らす
 ルート
     山頂         8,848m
     ヒラリー・ステップ  8,760m
     南峰         8,764m
     バルコニー      8,412m
     第4キャンプ(南コル)7,951m


 第1キャンプ 5944m
第1キャンプ

ベースキャンプからは標高差580mしかないが
深いクレバスのある
アイスフォール帯を通る

  *
 卯月 23日
エベレスト

 第2キャンプ 6488m
第2キャンプ

 4月25日
ベースキャンプに戻って身体検査

ベックから結婚記念日の電話を受ける
アメリカで彼の帰りを待つ妻ロビン
衛星電話の使用料は1分2,500円
ロビン・ライト

スコット隊には
ロシア人のガイド、アナトリ・ブクレーエフ38歳など


 ローツェ・フェース 7100m
  (第2キャンプと第3キャンプの間)
ローツェ・フェース

天候が悪化、ベースキャンプに戻る
アイスフォール帯で
台湾隊と南ア隊のハシゴ待ち45分


登頂予定日は5月10日
同日はスコット隊と台湾隊と南ア隊が登頂予定
混雑は必至

ロブ隊はスコット隊とチームを組む

 五月5日
ベースキャンプでロブ隊記念撮影
エベレスト

  *
 5月6日
5月10登頂予定でベースキャンプ出発

 第1キャンプ 5944m
第1キャンプ

 第2キャンプ 6492m
第2キャンプ

 第3キャンプ 7315m
第3キャンプ

嵐が近づく
11日に直撃か?


 5月9日
 第4キャンプ 7951m
第4キャンプ

 五月10日 金曜日
 00:30AM
起床、嵐は過ぎ去った模様
南ア隊はまだ第4キャンプに到着せず

 01:00AM
第4キャンプ 7951mを出発・・・
第4キャンプ出発

 04:30AM
バルコニー 8400m
バルコニー
難所をゆっくり登る

ロブ隊の参加者ベッグは目の不調を訴える
この場にとどまりロブ隊の帰りを待つ

 10:25AM
南東稜 ヒラリー・ステップ 8760m
ヒラリー・ステップ

 ヒラリー・ステップの下
固定ロープが張り直されていない
ヒラリー・ステップ

 11:52AM
固定ロープ張り直しが終わるのを待つ顧客
ヒラリー・ステップ

ロブ隊の顧客3人が登頂を諦め下山

 12:25AM
まだ固定ロープ張り直し中
ヒラリー・ステップ

先に降りた3人がベッグを発見
一緒に下りるよう促すが
ベックはその場でロブを待つ

 12:45AM
固定ロープの張り直しが終わる
ヒラリー・ステップ

頂上まではあと88m

 01:14PM
ジョン・クラカワーら最初の3人が山頂に立つ
エベスト山頂

ロブ隊、スコット隊の顧客続々登頂
難波康子も登頂、七大陸最高峰を制覇

 02:00PM
ロブも山頂に到着
少し遅れてスコットも山頂に到着
下山タイムリミットが過ぎる
 日本の山では
 山小屋到着午後3 :00が安全基準の1つ

ジェイソン・クラーク

 03:15
ロブとスコットは下山途中
これから山頂に向かうロブ隊の顧客ダグ・ハンセンと会う
ジョン・ホークス

ロブはダグを連れ山頂に戻る

 04:00PM
ロブはダグを連れ山頂に到着
エベレスト山頂

下山途中の康子らを連れたガイドのマイクが
ベッグを発見
一緒に連れて下山を続ける


ダグはヒラリー・ステップで
酸素が切れ動けなくなる
ガイドのアンディが救出に向かう

体調の悪かったスコットも
下山途中に動けなくなる

そうこうするうち
下山途中の
康子、ベッグらは
嵐の直撃を受ける・・・



   ジェイソン・クラーク



   1996年5月に南稜ルートで8人が死亡した
   世界最高峰チョモランマでの最悪の遭難事故を描く


   映画のブログを書いてるけど
   最近はほぼDVDでの鑑賞

   昨日見たK2がお粗末だったので
   口直しに、と
   3Dならさぞ迫力あるだろう、と
   2年ぶりに映画館で鑑賞



   空撮を含め
   現地の映像がふんだんに使われているので
   「 K2 」とは比べようもないが
   大迫力の感が期待より少ない

   レンズとかアングルの問題か
   カメラの動きが滑らか過ぎるせいか
   雄大であるはずの景色が
   時々ミニチュアに見える
   誰でも登れそうな気になる

   
   山はどこも山だ
   3,000mでも8,000mでも同じじゃん
   と、思えてしまう


   ベースキャンプは観光地と仮し
    日本からも2週間ちょっとのツアーで行ける
   危険箇所にはハシゴやロープがかけられ
   混雑のため
   ハシゴ待ち何分とかロープ待ち何分とか

   ここは涸沢か
   穂高岳と同じじゃん
   天気さえ崩れなければもっと安全
   みたいに、思えてしまう
      僕の高校先輩は
      西穂高岳からの下山途中
      11人が1度に死亡している


   結局、山は山
   3,000mでも8,000mでも同じ??
   天候が崩れれば、どこでも遭難する
   撤退の決断をできるかが生死を分ける
    遭難は7割が下山時に起こる


   穂高岳とチョモランマの違いは
   登山にかかる日数と費用

   穂高岳なら登頂を諦めても
   無駄になるのは3日と2万円ほど

   チョモランマだと2ヶ月と1,000万円
   また今度、とはなかなかいかない


  とりあえず
  山が好きなら退屈しない映画


 エベレスト


2015年 アメリカ映画 121分 制作費6,500万ドル
2015年 日本公開