「 春を背負って 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 春を背負って "

監督 木村大作
原作 笹本稜平
出演 松山ケンイチ
   蒼井優
   檀ふみ
     新井浩文
     安藤サクラ
    池松壮亮
    市毛良枝
   小林薫
   豊川悦司


春爛漫の里、雪の残る立山連峰
立山連峰

 二十年前

足跡のない雪原
立山連峰最高峰大汝山
息子10歳を連れて登る薫
立山連峰
大汝山登山ルート

薫はスパルタ
山では塩アメ

標高3000m大汝山山頂付近
大汝山山頂付近

雪に埋まる山小屋
"ふみ小屋"に到着
  いままで見えなかった山小屋の屋根が突然見えて
  ちょっと違和感を感じるが
 山小屋到着

薫の薀蓄
 鶴は8848mのチョモランマを越えて行く
 自分の帰るべき場所を知っている

小屋の雪を掘って
小さな天窓から中に入る

小屋開けの準備
寒い、怖い
 *
  *
 二十年後
  5月
小屋開け準備の季節


息子ケンイチは
東京で投資金融会社勤務のトレーダー
最近損失続きで胃が痛い
目下の損は15%で9億円

 *
母ふみから電話
父薫が遭難した人を助けようとして死んだ

 *
ケンイチは仕事で出発が遅れ
事故渋滞に巻き込まれ
葬式に間に合わず
棚上げになってようやく到着

出迎える優
去年から"ふみ小屋"を手伝っている
蒼井優

遺影を前に
ケンイチは呆然自失

 "ふみ小屋"は
 避難小屋だった所を薫が手を入れ
 山小屋に作り変えた

 赤字続きで
 母ふみが営む民宿の儲けを
 全部つぎ込んでいた

 山に精通していた薫は
 遭難救助を度々手伝っていた

 薫はケンイチの仕事が好きではなく
 ケンイチは小屋を継ぐ気はなく
 ケンイチは父を避けていた

 *
ひと段落ついて
ふみはガイドに頼んで山小屋へ行こうと思う
優も連れて行くつもり
ケンイチも久しぶりに行こうと思う
蒼井優

 *
観光客で賑わう室堂へ
室堂
5月の名物、雪の大谷

雪深い立山連峰へ登る
立山連峰

檀ふみ

北~東を眺める
後立山連峰が見える
 後ろじゃねえよ。こっちが前だ
後立山連峰

薫の遭難地点から黒部湖を眺める
遭難地点
黒部湖

山小屋到着
雪は玄関まで掘られている

山の上から遺灰を撒く
後立山連峰

日が沈む
夕日

山小屋に泊まる

ケンイチは
投資金融会社を辞めて
ここを継ごうと決める
 元々赤字の小屋を継いで
 母のスネをかじるつもりか?

母は不安
優は泣いて喜ぶ
蒼井優
 *
夕暮れ
 *
ケンイチ、初めての荷上げ
ヘリを使う余裕はない
バテバテのへろへろ
豊川悦司

ひょっこり現れる助った豊川
夢枕?の薫に頼まれた?・・・



   豊川悦司
   山で吸う煙草の味は格別
          煙草も人間も
        煙になって初めて
       本当の価値が分かる



   蒼井優



     立山連邦最高峰大汝山は
     2450mまでバスで行けるので
     初心者でも日帰りが可能


     実際の大汝山小屋は
     宿泊はできず休憩のみ

     室堂近くには多くの宿泊施設があり
     雷鳥荘も実在する

     室堂は富山県だが
     黒部ダム用のトンネルを使って
     信州からも日帰りできる

     ゴールデンウィークの頃なら
     雪の壁が見られる

        室堂の雪の壁は見に行ったが
        立山連峰は登ってない
        山行自体は日帰りコースだが
        アクセスが悪く麓に一泊が必要
        前泊なんてしたことないから面倒




   朝日



     山小屋は
     数回泊まっただけだけど
     小さい山小屋はおよそこんな感じ

     人気の山小屋は
     200人以上泊まれるので
     もっと大きい

       夕方到着した登山者が
        部屋空いてますか?
       とは聞かない
       山小屋は来た人は全員泊める


       夕食で
       食堂に座った後から
       料理が出て来たことはない
       準備ができてから
       食堂に入る

       基本的にメニューは選べない
       用意されたものを食べる


       最近は個室のある山小屋も多いが
       予約はしても
       混雑時には相部屋になる


       こんな愛想のいい主人には
       会ったことないがない




   穴場



  1年かけてロケをした
  本物の山の景色が美しい


  悪い人は誰も出て来ない
  いがみ合いは起こらない
 
  山小屋を舞台にした
  素朴でさわやかな人情劇




   富士山



  山が好きな人はどうぞ
  また、登りたくなる



   鹿島槍



    荒らさず絶やさず欲張らず



    先は見ない方がいい
    一歩一歩 負けないように
    普通に歩けばいい

    山を登るとは、そういうことか
    へろへろになるから
    普通には歩けないけど
    一歩一歩、また一歩

    へろへろで辿り着いた山小屋で飲む
    冷えたビールの味も格別


 


2014年 日本映画 116分



 大汝山

 富士山
                       富士山の方向