" 忍ぶ川 "
監督 熊井啓
原作 三浦哲郎
出演 栗原小巻
加藤剛
深川を走る電車に乗る
小巻と加藤
*
*
小巻と加藤が
知り合ったのは
寮の
卒業生送別会の
晩だった
*
*
学生たちが
飲み屋でどんちゃん騒ぎ
卒業生の心残りは
高級小料理屋"忍ぶ川"にまだ行ってないこと
で
みんなで"忍ぶ川"に行くことになった
加藤は26歳
もうとっくに卒業してる歳だが
回り道したので
加藤は津軽出身
6人兄弟の末っ子
兄2人は失踪
姉2人は自殺
香代姉さんは闘病中
先祖返りとか隔世遺伝とかの類
突然変異として扱われている
加藤は自分がそうなるかも、と不安
加藤も"忍ぶ川"で飲む
看板娘の小巻と出会う
次の日も"加藤は忍ぶ川"へ
小巻のお酌で銚子1本飲んで帰る
また"忍ぶ川"へ
小巻のお酌でビールを飲む
四方山話
小巻が生まれ育ったのは深川
引っ越して最近行ってない
*
小巻の薮入り休暇
小巻と加藤は路面電車
東陽公園前で降りる
加藤が兄と最後に会った木場へ
小巻が生まれた須崎へ
今はカフェー
小巻は郭の射的屋の娘
父はお女郎の良き相談相手だった
浅草へ行って
浅草寺のほおずき市で風鈴を買って
*
小巻には
婚約者がいる?・・・
ナレーションの多い映画は苦手
恋愛映画も苦手
同郷の監督なので贔屓目に見ても
苦手なものは苦手
どろどろドラマかと思ったら
普通に愛し合って
両方の親から熱烈歓迎されて
すんなり結婚
ハッピーエンドなのに
音楽だけが暗い
1972年 日本映画 120分
・