「 人生劇場 飛車角と吉良常 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 人生劇場 飛車角と吉良常 "

監督 内田吐夢
原作 尾崎士郎
出演 鶴田浩二   飛車角
   若山富三郎 
   藤純子    おとよ
    松方弘樹  青成瓢吉
    左幸子   お袖
   辰巳柳太郎  吉良常
   高倉健    宮川


8年ぶりに上海から帰り
昔世話になった青成瓢太郎の墓地を参る吉良常


務所で一夜を過ごす青成瓢吉と宮川

拘置所から出る瓢吉
待っていた吉良常と再会

瓢吉は瓢太郎の息子
吉良常は瓢吉の家に厄介になる


宮川は若山組
若山組に問題発生

宮川が務所にいる間
若山組は
飛車角と彼が足抜けさせた女おとよを匿った
足抜けもとが怖い貸元だった

飛車角も加勢して
怖い貸元の子分を懲らしめる

純子は飛車角の兄弟分の裏切りで
行方不明となり
飛車角はその兄弟分を刺し
警察に追われ
逃げ込んだ家で吉良常に助けられる・・・



   藤純子



   人生劇場は
   「青春篇」「愛慾篇」「残侠篇」「風雲篇」
   「離愁篇」「夢幻篇」「望郷篇」 の
   七篇からなる小説
   全体を通しての主役は青成瓢吉

   その「残侠篇」がこの映画の原作
   この篇では堅気の青成瓢吉は脇役



   人生劇場は
   14回映画化されてる

   1936 青春編
   1938 残侠篇      
   1952 青春編・愛欲編
   1953 残侠篇
   1954 望郷編
   1958 青春篇
   1961 青春篇
   1963 残侠篇
   1963 残侠篇
   1964 青春篇
   1964 残侠篇
   1968 残侠篇
   1972 青春編・愛欲編・残侠篇
   1983 青春編・愛欲編・残侠篇

   
   映画化では
   青春篇と残侠篇が人気


   高倉健


   残侠篇の中でもこの1968年版は特に有名な作品
   でも、それほど面白くない



   義理固い2人が
   同じ女に惚れて
   でも
   義理固い2人だから
   無闇に取り合うようなことはせず
   小指でケジメつけて


   飛車角こと鶴田浩二は
   世話になった親分さんへの義理を果たす
    要するに
    敵の親分を殺すってこと

   高倉健と2人一緒に行けば良かったけど
   高倉健は早まって
   すぐ殺されて

   鶴田浩二は格段に強くて
   日本刀の数十人を
   ドス一本で切り倒す
    ( 鶴田浩二の立ち回りだけ何故か白黒)

   で、結局
   3人とも幸せにならずに終わる
   


     ♪ やると決めればどこまでやるさ
     それが男の魂じゃないか
      (清原や舛添はヤメられず失敗したが)
     義理がすたれば
     この世は闇だ 
     なまじ止めるな夜の雨 ♪ 


 鶴田浩二


1968年 日本映画 109分